アルツハイマー型認知症を予防する点鼻スプレーワクチンの治験が開始される

アルツハイマー型認知症を予防する点鼻スプレーワクチンの治験が開始される
 アルツハイマー型認知症は、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症だ。患者には病気であるという認識がなく、徐々にもの忘れが多くなり、ゆっくりと症状が進行していく。

 その点鼻予防薬がアメリカの病院で試験的に投与されるそうだ。

 じつはこのワクチン、かつて効果がないとして、大手製薬会社が開発を断念。にもかかわらず、アメリカ当局が特例的に承認したという経緯がある。

脳の垢を除去して、記憶を守る鼻スプレー”ワクチン” ブリガム・アンド・ウィメンズ病院で試験的投与が行われるアルツハイマー型認知症の”ワクチン"を、「アデュカマヌブ(Aduhelm)」という。

 感染症予防でもないのにワクチンというのは、それが免疫系に作用して、病気を予防するからだ。

 アルツハイマー病の原因は、「アミロイドβ」というタンパク質の破片が、垢(プラーク)のように脳内にたまることだと推測されている。

 そのせいで神経細胞が破壊され、記憶や思考力が失われてしまう。

 そこでアデュカマヌブを鼻にシュッとスプレーしてやる。すると免疫系が刺激されて、ベトベトした垢が除去されるのだ。それによって、アルツハイマー病を予防し、病状の進行を抑える効果が期待できるという。

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photo by iStock
かつて治験を断念した経緯 かつてアデュカマヌブは、かつて治験に失敗して、開発が中断されたことがある。
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