
image credit:oriinz/Instagram
ニュージーランドの先住民、マオリ族には古くから伝わる慣習がある。あいさつとして互いの鼻をくっつけ合ったり、身体装飾としてタトゥを施すのもそうだ。
女性の場合、顎に聖なるタトゥー「モコ・カウアエ(moko kauae)」を施していたが、その慣習は徐々に衰退していった。だが最近、自らのアイデンティティの象徴として、顎に刻む女性が増えたという。
このほど、顎にタトゥーを施したマオリ族の女性キャスターが、ゴールデンタイムのニュース番組に抜擢され、大きな注目を集めたようだ。
マオリ族女性の象徴となる顎のタトゥーを入れた女性キャスター 12月25日と27日、オリイニ・カイパラさん(37歳)は、午後6時から放送されたニュース番組「Newshub」で、いつもの司会者に代わってアンカーを務めたことで、インターネット上で注目を集めた。[画像を見る] マオリ族女性にとっての伝統的慣習となっている顎のタトゥー「モコ・カウアエ(Moko Kauae)」を施しているカイパラさんは、2017年にDNA検査をして、自分が100%マオリ族であることが判明した後、顎のタトゥーを入れたという。
マオリ族女性にとって、伝統的で聖なる顎のタトゥーはアイデンティティの象徴であり、部族であることへの誇りを示している。
カイパラさんは、2019年にもTVNZ(テレビジョン・ニュージーランド)の正午の放送でキャスターとして務めた時にも、多くの視聴者から注目を集めたが、今回ゴールデンタイムに登場したのは初めてであり、より大きな反響を呼んだようだ。[画像を見る] 新たな境地を開いた一歩に誇り テレビを通してカイパラさんの姿を見た人や、インターネットで知った人たちは、美しい方法で文化を維持することへの重要性を表明すると同時に、多様な人間性のあり方を示したカイパラさんに称賛の声をあげた。
今後、カイパラさんは夕方4時半のニュースでキャスターを務めることが決まっているが、6時のニュースにも登場し続けてほしいという要望の声が数多く寄せられているという。[画像を見る] 反響を受けたカイパラさんは、このように話している。
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
ニュージーランドの先住民、マオリ族には古くから伝わる慣習がある。あいさつとして互いの鼻をくっつけ合ったり、身体装飾としてタトゥを施すのもそうだ。
女性の場合、顎に聖なるタトゥー「モコ・カウアエ(moko kauae)」を施していたが、その慣習は徐々に衰退していった。だが最近、自らのアイデンティティの象徴として、顎に刻む女性が増えたという。
このほど、顎にタトゥーを施したマオリ族の女性キャスターが、ゴールデンタイムのニュース番組に抜擢され、大きな注目を集めたようだ。
マオリ族女性の象徴となる顎のタトゥーを入れた女性キャスター 12月25日と27日、オリイニ・カイパラさん(37歳)は、午後6時から放送されたニュース番組「Newshub」で、いつもの司会者に代わってアンカーを務めたことで、インターネット上で注目を集めた。[画像を見る] マオリ族女性にとっての伝統的慣習となっている顎のタトゥー「モコ・カウアエ(Moko Kauae)」を施しているカイパラさんは、2017年にDNA検査をして、自分が100%マオリ族であることが判明した後、顎のタトゥーを入れたという。
マオリ族女性にとって、伝統的で聖なる顎のタトゥーはアイデンティティの象徴であり、部族であることへの誇りを示している。
カイパラさんは、2019年にもTVNZ(テレビジョン・ニュージーランド)の正午の放送でキャスターとして務めた時にも、多くの視聴者から注目を集めたが、今回ゴールデンタイムに登場したのは初めてであり、より大きな反響を呼んだようだ。[画像を見る] 新たな境地を開いた一歩に誇り テレビを通してカイパラさんの姿を見た人や、インターネットで知った人たちは、美しい方法で文化を維持することへの重要性を表明すると同時に、多様な人間性のあり方を示したカイパラさんに称賛の声をあげた。
今後、カイパラさんは夕方4時半のニュースでキャスターを務めることが決まっているが、6時のニュースにも登場し続けてほしいという要望の声が数多く寄せられているという。[画像を見る] 反響を受けたカイパラさんは、このように話している。
マオリ族のタトゥーを入れた自分が、ゴールデンタイムのニュースのアンカーを初めて務めることに、とても興奮し、楽しんでいます。written by Scarlet / edited by parumo
ゴールデンタイムのアンカーは、私にとって夢でした。それが叶ったことで、自身のキャリアのステップアップにもなりました。
また、マオリ人の私がゴールデンタイムのニュース番組に登場したことは、マオリ人としてというだけではなく、有色人種にとっても新たな境地を開く一歩になったのではないでしょうか。優れたチームとともに仕事ができることは、本当に嬉しいこと。私は、自分を誇りに思います。
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
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