圧巻!巨大な葉を広げる水生植物、オオオニバスのタイムラプス映像
 本当に地球内生命体なの?クリーチャー感が満載の、「オオオニバス」の葉が開く過程をじっくりと堪能することができるタイムラプス映像だ。

 このスイレン科の水生植物は、芽を棍棒のように振り回し、水面から競争相手を排除。
自分の場所を葉を広げ始めるのだが、1日に最大20cmも成長する。葉の大きさは2mにもなり、たっぷりと光を吸収していくんだ。

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The Tyrant of the Deep | The Green Planet | BBC Earth生命の神秘、巨大な水生植物オオオニバス オオオニバスは南米アマゾン川流域に生息する、スイレン科オオオニバス属の水生植物の一種だ。子供が乗ることができるほどの巨大な葉を水面に広げる。

 名前に「ハス」とつくがハス (ハス科) とは縁が遠い。

 水底の地下茎から、芽を出すと、動き回って水面から競争相手を排除、自分が成長できるスペースを確保する。


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 スペースを確保したらさあ、葉を広げていくぞ。オオオニバスの葉柄には多数のトゲが生えており内部には通気道がある。

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 1日で最大で20cm成長し、最終的には直径2メートル、最大で3メートルもの葉となる。花も大型で直径 30センチメートルもある。

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 1個体で、1シーズンに40~50枚の葉をつけるので、水面は葉で覆われ、もはや水面下に届く光はほとんど遮断されてしまう。 1枚の葉の寿命は短く、30日ほどだそうだ。


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 大型になったオオオニバスの葉は浮力が強く、子供を葉の上に乗せることも可能で、観賞用に栽培している植物園ではイベントも開催されるそうだよ。

 ちなみに食べられるか問題だが、オオオニバスの地下茎や種子はデンプンに富んでいるため、アマゾンなどの自生地では食用にされることもあるそうだ。うまいかどうかはちょっとよくわからない。

 それにしても生命の神秘を目の当たりにした感じ。神秘的でもあるし恐ろしくもある。インテリジェント・デザイン説を信じてしまいそうになるね。


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