
水深2800mの深海で発見された人なつっこそうな魚。ゆるふわスマイリーな顔だちや愛らしいポーズに思わず「アニメにでてきそう」「子犬みたい!」と叫ぶクルーもいたほど。
人間目線で見ると、ごきげんそうに見えるこの魚は、条鰭(じょうき)類に属するクサウオ科の個体だ。
深海のクサウオ科といえば今年4月に魚の最深記録を更新する水深で見つかったことでも話題になったが、今回の個体はなんだかとっても癒し系。
オタマジャクシにも似た長い尾で優雅に泳ぐ姿もあいまって、深海探査船ノーチラス号のクルーのみんなもほっこりしたそうだ。
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Smiley Snailfish | Nautilus Live水深およそ2800mで遭遇。オタマジャクシ似のスマイリーな深海魚 映像はおなじみノーチラス号が今月13日にシェアしたもの。今回は遠隔無人探査機(ROV)のカメラがとらえた愛らしい魚の報告だ。
探査ルートは太平洋のキングマン・リーフからパルミラ環礁にかけての深海、水深2788mのところで遭遇した黒っぽい魚。 遠目だとオタマジャクシっぽいぞ
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丸っこいボディに平べったくて長めの尾ひれ、それをゆらゆら優雅に動かしゆたうように泳いでる
しかもよくよく見ると…
その顔はまるでふんわりスマイリー!
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黒く小さな丸い目と笑ってるような大きな口。まるでこっちを見上げてあいさつしてるようにも見える。
しかもそこからお願いポーズ? ゆるきゃらちっくなところが妙にかわいいぞ
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ライトやカメラに警戒するようでもなく、海中でのんびりゆったりくつろいでるみたいだ。小犬みたいにかわいい、超深海にいるクサウオ科 薄暗い深海で遭遇した人なつっこそうな魚。その愛らしさに思わず「キュート!」「アニメにでてきそう」「子犬みたい!」と叫ぶクルーもいたほど。
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ノーチラス号によると、この魚の英名はスネイルフィッシュ(Snailfish)。条鰭(じょうき)類のカサゴ目に属するクサウオ科の魚だ。
クサウオ科の生息域は主に冷たい海の浅瀬と考えられてきた。だが最近では水深8000mよりもまだ深い超深海に棲むタフな個体も見つかっている。
今年4月にオーストラリアの研究チームが、日本近海の水深 8,336 mでクサウオ科の仲間を発見。この記録により魚の最深記録が更新された。
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笑ってるような顔に大きな鰭。指のような鰭をもつ種も 最深記録を更新したクサウオ科も同様だが、オタマジャクシ似の体型や、大きな口の両端がほんのり上がって笑ってるように見えるのもこの科の特徴だという。
魚を知る人にはおなじみで、ノーチラス号のスタッフも「スマイリー スネイルフィッシュ」という愛称で紹介している。
なおクサウオ科の英名のスネイル(直訳でカタツムリ)の由来はその体の質感から。鱗をもたず柔らかく水っぽい質感がカタツムリそっくりだからだそう。
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また条鰭類は、陸上の動物の四肢に相当する鰭(ひれ)の部分に、鰭棘(ききょく)とよばれる棘状の組織や鰭条(きじょう)と呼ばれる鰭を支える筋のような組織があり、その鰭条のあいだには鰭膜(きまく)という膜がある。
その形などは種により異なるが、大きな胸鰭が特徴のクサウオ科は、指のように別れた鰭条をもつ種も多いそうだ。
ノーチラス号はこの魚を特定してないが、モントレー湾水族館研究所MBRIがシェアしたクサウオ科コンニャクウオ属の Careproctus longifilis にも似ているような?
個人的にはウーパールーパーも似てる気がするけどな
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Careproctus longifilisの後ろ側がよくわかる動画が投稿されていたので追記するね。
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私たちにワンダーな海の生き物を発信してきたノーチラス号の深海探査ミッションは今年6月14日もっていったん終了とのこと。
過去のミッションに興味がある人はEVNautilus の YouTube公式チャンネルをチェック。次回はどんなワンダーな生物に出会うのか楽しみに待つことにしようそうしよう。
References:thedodo / facebook / youtube / wikipedia / oceanconservancyなど /written by D/ edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
人間目線で見ると、ごきげんそうに見えるこの魚は、条鰭(じょうき)類に属するクサウオ科の個体だ。
深海のクサウオ科といえば今年4月に魚の最深記録を更新する水深で見つかったことでも話題になったが、今回の個体はなんだかとっても癒し系。
オタマジャクシにも似た長い尾で優雅に泳ぐ姿もあいまって、深海探査船ノーチラス号のクルーのみんなもほっこりしたそうだ。
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Smiley Snailfish | Nautilus Live水深およそ2800mで遭遇。オタマジャクシ似のスマイリーな深海魚 映像はおなじみノーチラス号が今月13日にシェアしたもの。今回は遠隔無人探査機(ROV)のカメラがとらえた愛らしい魚の報告だ。
探査ルートは太平洋のキングマン・リーフからパルミラ環礁にかけての深海、水深2788mのところで遭遇した黒っぽい魚。 遠目だとオタマジャクシっぽいぞ
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丸っこいボディに平べったくて長めの尾ひれ、それをゆらゆら優雅に動かしゆたうように泳いでる
しかもよくよく見ると…
その顔はまるでふんわりスマイリー!
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黒く小さな丸い目と笑ってるような大きな口。まるでこっちを見上げてあいさつしてるようにも見える。
しかもそこからお願いポーズ? ゆるきゃらちっくなところが妙にかわいいぞ
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ライトやカメラに警戒するようでもなく、海中でのんびりゆったりくつろいでるみたいだ。小犬みたいにかわいい、超深海にいるクサウオ科 薄暗い深海で遭遇した人なつっこそうな魚。その愛らしさに思わず「キュート!」「アニメにでてきそう」「子犬みたい!」と叫ぶクルーもいたほど。
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ノーチラス号によると、この魚の英名はスネイルフィッシュ(Snailfish)。条鰭(じょうき)類のカサゴ目に属するクサウオ科の魚だ。
クサウオ科の生息域は主に冷たい海の浅瀬と考えられてきた。だが最近では水深8000mよりもまだ深い超深海に棲むタフな個体も見つかっている。
今年4月にオーストラリアの研究チームが、日本近海の水深 8,336 mでクサウオ科の仲間を発見。この記録により魚の最深記録が更新された。
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笑ってるような顔に大きな鰭。指のような鰭をもつ種も 最深記録を更新したクサウオ科も同様だが、オタマジャクシ似の体型や、大きな口の両端がほんのり上がって笑ってるように見えるのもこの科の特徴だという。
魚を知る人にはおなじみで、ノーチラス号のスタッフも「スマイリー スネイルフィッシュ」という愛称で紹介している。
なおクサウオ科の英名のスネイル(直訳でカタツムリ)の由来はその体の質感から。鱗をもたず柔らかく水っぽい質感がカタツムリそっくりだからだそう。
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また条鰭類は、陸上の動物の四肢に相当する鰭(ひれ)の部分に、鰭棘(ききょく)とよばれる棘状の組織や鰭条(きじょう)と呼ばれる鰭を支える筋のような組織があり、その鰭条のあいだには鰭膜(きまく)という膜がある。
その形などは種により異なるが、大きな胸鰭が特徴のクサウオ科は、指のように別れた鰭条をもつ種も多いそうだ。
ノーチラス号はこの魚を特定してないが、モントレー湾水族館研究所MBRIがシェアしたクサウオ科コンニャクウオ属の Careproctus longifilis にも似ているような?
個人的にはウーパールーパーも似てる気がするけどな
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Careproctus longifilisの後ろ側がよくわかる動画が投稿されていたので追記するね。
近縁のダンゴウオもおすすめ 今回はファンタジーアニメに出てくる魚のように二次元風の魅力をもったクサウオ科に遭遇したが、クサウオ科の近縁のダンゴウオ科もめっぽうかわいいのでぜひ愛でていただきたい。The threadfin snailfish, Careproctus longifilis. pic.twitter.com/lDc6ttjWX7
— What's Underwater ❔ (@underwaterViews) May 25, 2023
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私たちにワンダーな海の生き物を発信してきたノーチラス号の深海探査ミッションは今年6月14日もっていったん終了とのこと。
過去のミッションに興味がある人はEVNautilus の YouTube公式チャンネルをチェック。次回はどんなワンダーな生物に出会うのか楽しみに待つことにしようそうしよう。
References:thedodo / facebook / youtube / wikipedia / oceanconservancyなど /written by D/ edited by parumo
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