マッコウクジラの赤ちゃんに扮したスパイカメラ。母クジラが早速興味を持ち、フレンドリーに接して我が子を紹介
 陸の上でも水中でも、そこで暮らしている生き物そっくりに偽装して彼らの間に入り込み、その赤裸々な日常的風景を見せてくれる、BBCのロボットカメラからの映像たち。

 今回はマッコウクジラに擬態したスパイカメラが、なんと巨大なお母さんクジラと邂逅。
その上お母さんクジラは、カメラを自分の子供に紹介しようとしてくれたんだ。早速その映像を見てみよう。

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Sperm Whale Attempts To Communicate With Robotic Spy Whale!

 今回投入されたのは、このスパイカメラ。ちょうどマッコウクジラの赤ちゃんと同じくらいのサイズなんだ。おでこと口の上あたりにカメラがセットされているよ。

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 早速1頭の雌のマッコウクジラが近づいてきた。たったひとりで浮かんでいる赤ちゃんクジラが心配になったのかもしれない。

「こんにちは。ひとりでどうしたの? お母さんは?」

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 そして大きな口を開けて声を発する。これは自己紹介の挨拶なんだって。

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 大きなクジラの身体の向こうには、小さな赤ちゃんクジラの姿が! おそらくスパイカメラと同じくらいのサイズだろう。

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 自分の子供と同じくらいの赤ちゃんが、独りぼっちでいるのが気になったんだろうか。
スパイカメラに挨拶するよう、お母さんクジラは子供を促していたようだ。

 知能が高いことで知られるクジラたちだけれど、たとえ自分の子供ではなくても、小さな子供がひとりでいれば心配して気遣いを見せる様子は、ニンゲンも見習いたいところである。

written by ruichan

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