父親が亡くなり飼い犬が保護施設に。遠路はるばる駆け付け犬を引き取った息子
 一度ペットを飼ったら、最後まで責任をもって面倒を見たい。だが飼い主に不測の事態が起きてしまい、それが叶わないときもある。


 アメリカのミシシッピ州で一人暮らしをしていた男性が、愛犬のアレックスを残してこの世を去った。残されたアレックスは、地元の動物愛護協会に引き渡された。

 そのことを知った男性の息子が、州を越えてアレックスを引き取りに来た。その距離はなんと4,265km。北海道・鹿児島間を往復するほどの遠さだ。

飼い主の死後、シェルターに収容された犬 飼い主の男性が亡くなった後、アレックスが南ミシシッピ動物愛護協会にやって来たのは、6月8日のことだった。


 最愛の飼い主との別れを経験したにもかかわらず、アレックスはとても優しく、穏やかに過ごしていたという。

 柔らかいベッドとハグが大好きなアレックス。だが彼がこれからどうなるのかは、シェルターのスタッフにもまだわからなかった。

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画像はイメージです。photo by Unsplash遠路はるばる飼い主の息子が愛犬を迎えにやってきた しかしその時、遠く離れたワシントン州シアトルから、ミシシッピ州へと飛行機で向かっている人物がいた。

 その人物とは亡くなったアレックスの飼い主の息子にあたる、マイケル・クック・ジュニアさん。


 彼は父親の死という悲しい出来事に対処するのと同時に、父の愛犬であったアレックスを、シアトルへと連れ帰る決意をしていたのだ。
シアトルから4,265kmを旅し、愛する人を失うという困難を乗り越えて、彼はついに私たちのシェルターにたどり着いたのです
 4,265kmを日本国内で例えると、北海道の最北端である宗谷岬から、九州の最南端である鹿児島県の佐多岬を往復するほどの距離だ。

 アレックスがシェルターに来て10日後。南ミシシッピ動物愛護協会は、マイケルさんがシェルターに到着したときの様子をFacebookにこう投稿した。
アレックスは彼に、キスと愛情の雨をたっぷりと注いでいました。

彼は大好きなマイケルさんに会って、まるで自分の目が信じられないようでした。
そしてとても幸せそうに、マイケルさんを舐めて尻尾を振りまくっていたんです


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画像はイメージです。photo by iStock家族の愛したペットを引き取ろうとする遺族は多くない 飼い主が亡くなった後、多くのペットたちは新しい家を見つけるのに苦労する。幸いなことに、アレックスには迎えに来てくれるステキな家族がいたのだ。
彼らの目には、涙が浮かんでいました。私たちは毎年、何千匹ものペットが捨てられたり、手放されたり、野良犬として無視されたりした後で、ようやくシェルターに収容されるのを目の当たりにしてきました。

だからこそ、家族の飼っていたペットへの責任を果たす人を目にすることができて、本当に心温まる一日になりました。


アレックスがいかに幸せか、手に取るようにわかりました。その様子は、ペットと家族との素晴らしい絆を、私たち全員に思い出させてくれたんです
それぞれに父親と、そして飼い主を失ったふたり。だけどもう独りぼっちじゃない。

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 このステキなニュースを見た人たちから、以下のようなコメントが寄せられていた。
・私は亡くなった飼い主と一緒に見つかった犬の対応をする連絡係でした。これまでに十数回呼び出されましたが、遺族がその犬を引き取ったことは一度もありませんでした。
でも、この話は私の人々への信頼を新たにしてくれました

・すべての犬が、こんな風にハッピーエンドを迎えられればいいのに。アレックスに心と、家のドアを開いてくれた息子さんに感謝します

・このようなストーリーは、私の人間への信頼を取り戻してくれました。大切な人を失った生活に慣れるまで、ただ平穏と癒しを願っています。彼らはきっとお互いに支え合って、悲しみを乗り越えられるでしょう

・飼い主が亡くなった後、ペットを引き取りたがる遺族はあまりいません。この息子さんは素晴らしいよ
 アレックスはきっと今頃シアトルで、マイケルさんとの新しい生活に少しずつ慣れているところだと思う。

 きっと亡くなった飼い主さんも、ふたりを笑顔で見守ってくれているに違いないよ。


References:Dog ended up in the shelter after his owner died — familiar face travels thousands of miles to get him / written by ruichan/ edited by parumo

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