
アメリカ、カリフォルニア州フレズノ市の水路で、「人が溺れている」との通報を受けて警察と消防が現場に急行する騒ぎが起きた。
水の流れの中で鉄格子に引っかかっていたのは、遠目には人間のように見える人型の物体だ。
そこで近づいてみたところ、空気で膨らませるタイプの等身大の人形と判明。いわゆる大人がかわいがるタイプの人形だ。
「水路に人がいる!」通報で警察と消防が出動
2025年7月15日の午前8時ごろ、カリフォルニア州フレズノ市のマッキンリー通りとピーチ通りの交差点近くにある水路で、「人が流されていて、鉄格子に引っかかっている!」との通報が911(緊急通報)に寄せられた。
現場の水路はコンクリートで造られた都市型の構造で、水が勢いよく流れており、その中で鉄格子に引っかかっている人間のような肌色の物体が確認された。
通報の内容を受けて、フレズノ警察と消防隊が直ちに出動。最初は遺体の可能性も考えられ、緊迫した状況で現場確認が行われた。
実は空気人形だった…管理当局が回収に対応
ところが、隊員が接近して調べたところ、発見されたのは人間ではなく、空気で膨らますタイプの等身大人形だったことが判明した。
その見た目が非常にリアルだったため、通報者が誤って本物の人間と判断してしまったようだ。
警察は、水路を管理している地元の当局に連絡を取り、人形の回収を依頼した。今後、再び誤認されて通報が重なるのを防ぐため、早急な撤去が必要とされた。
空気人形は日本でもおなじみ、空気を注入し膨らませるビニール製の等身大人形のことだ。
ジョークグッズやパーティー用アイテムとして使われるほか、大人向けの製品として販売されるものも多い。
最近では顔や体の造形が非常にリアルになっており、特に遠目では本物の人間と見間違えられるケースが増えている。
更にシリコン製などの精巧なラブドールも廃棄処分の際、そのリアルな見た目から、お騒がせ案件になることも多い。
References: Water rescue for person in canal turns out to be blow-up doll[https://kmph.com/news/local/water-rescue-for-person-in-canal-turns-out-to-be-blow-up-doll]
本記事は、海外の記事を参考に、日本の読者向けに重要な情報を翻訳・再構成しています。