
ワイキキ・ビーチにアラモアナ・センター、そしてダイヤモンド・ヘッド。ハワイの中心地ホノルルは、いつの時代でももっとも人気の高い観光地。空港に降り立った瞬間から始まる極上の南国気分は誰もを魅了し、数多くのリピーターを生み出してきました。とくに寒い季節だと、温暖なハワイ特有の気候が恋しくなるという人も多いはずです。
リゾート、ショッピング、ローカルフードなどホノルルの魅力を数え上げるときりがありませんが、音楽もそのひとつ。ハワイ音楽と一口にいっても、他の国では味わえない多様なメロディやサウンドに溢れています。一昔前であれば、スチール・ギターのポヨーンとして音色がハワイアンの代名詞でしたが、もちろんそれだけではありません。ここでは、知っているとハワイ通といわれる音楽を紹介しておきましょう。
まずは、ハワイアンAOR。AORというと70年代にソウルやジャズのエッセンスを取り入れて一大ブームとなった大人のロックのことですが、このムーヴメントはハワイにも飛び火。カラパナ、セシリオ&カポノ、シーウィンド、アウディ・キムラなどは日本でも人気を呼びました。個人的にはレアグルーヴとしてDJにも評価されるマッキー・フェアリー・バンドをおすすめしたいです。
このAORの流れのひとつともいえるのが、2000年代以降に米国西海岸のシーンともリンクしていったサーフ・ロックです。アコースティック・ギターで弾き語りするシンガー・ソングライター