
2016年9月のコラム「渋谷系の息吹を感じるアニソン・ゲーム音楽」では、渋谷系にルーツを持ったおしゃれなアニソン・ゲーム音楽を紹介させていただいたのですが、今回は最近聴いていて面白いなと思った「楽曲派」のアイドル音楽を紹介したいと思います。
少し前までは4つ打ちで、BPMが速い楽曲が流行っていた気がするのですが、最近は変拍子を多用したり、例えばTrap、Future Bassなどのクラブミュージックで流行のジャンルサウンドなどを取り入れてみたりと、また違った方向で実験的なグループが増えてきた気がします。もはやアイドルと自ら呼ばないグループも増えてきていますが、ぜひこのコラムからお気に入りの音楽を見つけてみてください。
不可思議な楽曲とファッション性―Maison book girl
「snow irony」
出典元:(YouTube:ekoms)
変拍子を多用し、不可思議な音楽世界をつくりあげているMaison book girl。楽曲のほとんどに用いられているカリンバの音も特徴的で、どこか知らない国に迷い込んだような錯覚に陥ります。楽曲だけでなく、ファッション性も非常に高く、ゆったりとしたシルエットが魅力のブランド、BALMUNGが手がける無彩色な衣装も最高です。
複雑で物語的な世界観が魅力のsora tob sakana
「ribbon」
出典元:(YouTube:FUJIYAMA PROJECT JAPAN)