“ロックなんか”を聴いて育ったおっさんを突き刺した、あいみょん

“ロックなんか”を聴いて育ったおっさんを突き刺した、あいみょん


「ロックなんか聴かないですよ」
どこかで聴いたことのあるフレーズに「ああー、そうかぁ」と面食らってしまった。とある現場の打ち上げの席、たまたま近くにいた20歳そこそこの女子に、周りではどんな音楽が聴かれているのか?と聞いてみたときのこと。いや多分、彼女は全然悪気はないのだと思う。音楽関係者もたくさんいる場だったし、そこに来ているような子なので。

じゃあ20歳くらいの“一般的な”子はどんな音楽を聴いているの? 尋ねてみると、K-POPとかダンスグループとかの名前が挙がる中に混じって、普通にKing Gnuとかも出てきた。なんだ、聴いてるじゃん、ロック。何をもってロックを定義するか、というこれまでも散々議論されてきた難しい命題に行き着いちゃうことでもあるのだが、つまり、その子やその周りの子はKing Gnuをロックだと思って聴いていないわけだ。彼女らにとって“ロックなんか”とは、きっともっと泥臭くていなたくて、エレキギターがギュイーンとするようなものなんだ。

出典元:YouTube(あいみょん)

君はロックなんか聴かないと思いながら 少しでも僕に近づいてほしくて

ロックなんか聴かないと思うけれども 僕はこんな歌であんな歌で 恋を乗り越えてきた

ご存知、あいみょん「君はロックを聴かない」の一節である。それ以前より若年層からの支持をジワジワと増やしていたあいみょんは、2017年のこの曲で一躍脚光を浴び、翌年の「マリーゴールド」で大ブレイクした。「特定の層に人気となる」→「それ以外にも人気となる」というステップアップがとにかく難しい昨今、彼女がそこを隔てる溝を華麗に飛び越えて見せたのは、“ロックなんか”という逆説的キラーフレーズのインパクトはもちろん、その歌詞が乗ったサウンド自体が、“ロックなんか”を聴いて育ち、恋だけじゃなく愛とか子育てとかブラックな労働とか、色んなものを乗り越えてきたおっさん達の、鼓膜と大脳皮質に突き刺さったからだ、と思っている。

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