今回のゲストは、BRADIOさんです。昨年にはメジャー1stフルアルバム『YES』を発売し、NHKホールライブも大成功を収めている彼ら。飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の幅を広げる3人ですが、2019年第一弾シングルとして発表した曲のタイトルはなんと『O・TE・A・GE・DA!』。ステージ上でピシッと決めているBRADIOのオフな一面について、お話を伺ってきました。
オフの日、なにしてる?
—メンバーのみなさんで、オフの日を一緒に過ごすこともあるんですか。
大山(Gt):過ごさないです(笑)。
—さすがに(笑)。そもそもオフの日ってあるんですか。リリースタイミングですし、ツアーも控えてますしお忙しい時期ですよね。
大山:オフの日でも仕事に関わることがいくらでもできちゃうから、完全にオフっていうのはあまりないかも。でも、そういうオフ日を意図的に作ることはありますね。
—じゃあ、大山さんのオフの過ごし方としては布団の中で1日?
大山:寝て過ごすのは嫌なんですよ。だから、家に引きこもれる最高な1日をコーディネートします。
—その最高な1日、聞きたいです!
大山:まず、前日のうちに翌日の食事を朝・昼・晩って揃えるんです。作れるものは作るし、足りないものは買ってきて。翌日は定位置にセットしたソファーに全部を整えて、撮り溜めてた映画やドラマを見まくるっていう。
—めっちゃ最高な1日ですね。酒井さんは、いかがですか。
酒井(Ba):あまり1日オフってことがないんですけど、今だったら田舎に行きたいですね。
—田舎というと……、北海道とか?
酒井:でも、寒いのあまり好きじゃないんですよ。
—じゃあ、南のほうとか?
酒井:でも、暑いのも苦手なので……。
大山:すっげえワガママじゃん(笑)。
酒井:今くらいの気温だと長野いいですよね。軽井沢とか、すごい好きです。コーヒーを飲んでぼーっとしてたい。
—贅沢な時間! 真行寺さんは、いかがですか。
真行寺(Vo):僕も休みの日は、あまり作らないタイプ。
—めっちゃフル稼働……!
真行寺:なんかマグロタイプみたいで(笑)。何もしていないと落ち着かないのか、じっとしてるのが苦手なんですよ。
—走りに行かれてるのは体力づくりですか。
真行寺:その意味もありますけど、今は楽しさのほうが大きいかも。
—いいですね。大会に出たりとかされないんですか。
真行寺:過去に1回だけ東京マラソンに出場しました。ちゃんと完走しましたよ!
どういうファッションが好き?
—お休みの日に洋服を買いに行かれたりはしないんですか。
大山:そんな頻繁には行かないです。好きなブランドの展示会のときに、まとめて買うことのほうが多いかな。
—ちなみに今日のファッションポイントは、どこでしょう。
大山:別にないんだよね。
酒井:いやいや、そこはメガネでしょ!
大山:じゃあ、メガネにしましょう(笑)。
—(笑)。私服はゆったりしてる感じなんですね。
大山:そうですね。衣装がビシッとしてる分、普段は楽に着られるだぼっとしたものが多いかもしれないです。
—酒井さんは、今日のファッションポイントどこですか。
酒井:シャツじゃないですかね。
—たしかにかっこいい! 柄物はよく着られるんですか。
大山:わりと着てるイメージあるよ?
酒井:そうですね、レアではないかもしれません(笑)。無地でも柄物でも「いいな」って思えば買う感じ。
—真行寺さんは、今日のファッションポイントどこですか。
真行寺:ないんですよね…。
—でも、靴かわいくないですか?
真行寺:これはいつでも走りにいけるようにランニングシューズなんですよ。
—シンプルだけど材質が凝ってておしゃれ!
真行寺:アディダスの靴です。洋服もランニングウェアか自転車ウェアしか買わないな……。
オフの日に聴きたい10曲
ーKKBOXのプレイリストを作るにあたって、「オフの日に聴きたい曲」をテーマに10曲選んでいただきました。各々お気に入りの1曲を教えていただけますか。
John Mayer / Still Feel Like Your Man (大山)
Tom Misch / Lost In Paris (大山)
George Benson / Breezin' (大山)
Los Stellarians / Zodiac (真行寺)
Amber Mark / Mixer (真行寺)
児玉奈央/きみだけのマジックアワーremix by Kan Sano (真行寺)
Jacob collier / Hideaway (酒井)
Michael jackson / Love Never Felt so Good (酒井)
玉置浩二/メロディー (酒井)
BRADIO/ LA PA PARADISE
真行寺:僕はAmber Markの「Mixer」。ラジオで聴いて、そこからずっとハマってます。ワングルーブに鉄板のコード進行なんですけど、シンプルでいい曲。MVもすごいかっこいいんですよね。
—大山さんは、いかがですか。
大山:ギターサウンドが好きなので、最近はTOM MISCHをよく聴いてます。お気に入りは「Lost In Paris」。もともとJohn Mayerが好きなんですけど、その直系で久しぶりにいいアーティストが出てきたなって感じたのがTOM MISCHで。この曲は本当にド頭のギターフレーズから最高。オフの日に聴きたい1曲ということだったので、ゆったり聴けるもののほうがいいと思ってこれにしました。
—では、最後に酒井さん。
酒井:迷ったんですけど、Jacob Collierの「Hideaway」にしました。コンテンポラリージャズって言われるんですけど、ワールドミュージックっぽい一面もあってトリップ系の曲。ぼーっとしながら聴いていられるサウンドだし、リラックスしたいときに聴くといいなって。
「O・TE・A・GE・DA!」について
—すっごく豪華な新譜になりましたよね。この値段でいいのかと(笑)。
大山:盛りだくさんです! シングルですが、13曲も入ってるので。
—ライブ音源がたくさん入っているのも特徴な1枚かと思うのですが、なぜこのような構成になったのでしょう。
大山:BRADIOは曲もいいけどライブでさらに魅せられるバンドだと思ってるので、ライブ音源をつけることで今までとは違う魅力が伝わるんじゃないかなって。まだライブに来たことがない人にも、すでにライブに遊びに来てくれてる人にも新しい楽しさを味わってもらえるものになってます!
—リード曲の「O・TE・A・GE・DA!」も、BRADIOお得意のファンクチューンでかっこいいですよね。聴きどころは?
大山:一定のグルーブで展開されていくのでポイントごとに聴いてもらっても楽しいと思うけど、耳に入ってくるサウンドをそのまま拾って気持ちで乗ってもらうのが1番じゃないかな。
—曲名にちなんで、最近あった「O・TE・A・GE・DA!」エピソードを教えてください。
大山:給湯器が壊れたことかな。ライブから帰ったらお湯がでなくて、水風呂をかましました。銭湯も探したんですけど、近くになくって。あれは本当にOTEAGEでしたね。
—それはつらい……。酒井さんはいかがですか。
酒井:ちょっと意味合いが違うんですけど、先日生まれた甥っ子が可愛すぎてOTEAGEです(笑)。それまで姪っ子もいたんですけど、やっぱり小さい赤ちゃんは可愛いですわ。
—幸せなOTEAGEですね。では、最後に真行寺さん。
真行寺:OTEAGEになること、特にないんですよね。危険予測してるし事前にシミュレーションもするから。のうのうと生きてます。
—では、OTEAGEな真行寺さんに会えるのは曲のなかだけと。
真行寺:そういうことになりますね(笑)。
(写真)なかむらしんたろう
〈プロフィール〉
日常の世界(Rule)に、素敵な時間・空間のイメージを加え(Do Image On)、良き変化(Break)を与えるがバンド名の由来であり「日常に彩りを加えるエンターテインメント」をコンセプトに結成された真行寺貴秋(Vo)、大山聡一(Gt)、酒井亮輔(Ba)からなるファンキーなバンドBRADIO。『音楽って素晴らしい』を共有したい。Are You Ready Funky Party People!!2010年結成。2017年10月シングル『LA PA PARADISE』でワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビュー、2018年7月に最新アルバム『YES』をリリース、9月からは全国21都市をめぐるアルバムツアー『YES Release tour 2018~ORE to OMAE de BOOM BOOM BOOM~』を開催。2019年5月からは初となる47都道府県ツアーをスタートさせる。
http://bradio.jp/
(KKBOXライター:坂井彩花)