『さざなみの日記』(幸田文)

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昭和30年代から熱海旅行のブームがはじまったそうで、これはちょうどその直前くらいということになりますが、もう巷(ちまた)では「熱海よいとこ」と口コミで広まっていたのでしょう。行ったことある人は周りにいる、でも遠い非日常の世界。
まずこのパラダイスを感じる感覚が失われてのち、各地の温泉地などのパラダイスが廃(すた)れていったのでしょう。(カラスヤ)

◎レビュアー紹介
■カラスヤサトシ
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。


近況:日本酒派から、ビール派になりつつあります、いろいろ気をつけねば。

◎今回ご紹介した本
【名作発見】熱海が天国として恐れられた件(昭和20年代・幸田文)


  • 著者名:幸田文
  • 初版:2007年04月10日
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