汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は西京区、老ノ坂の山林にある神社。地元では恐怖スポットとしても有名で、山城国京都と丹波国の国境にある鬼の頭領『酒呑童子』の首塚。
魔界感漂う国境にある鬼の頭領『酒呑童子』の首塚
西京区、国道9号線上の老ノ坂トンネル手前。途中、信号もない車一台がやっと通れるほどの細い通りへ。私もかなり昔来たことがあり、地元では西の心霊スポットと称される有名な場所でもあります。この日は太陽さんさんと輝くいいお天気だったので、それほど恐怖感はありませんでしたが、それでも道沿いに廃墟が並んでいたり、人影全くなく薄気味悪い場所であることには違いありません。この近くには霊園もありますし。
なので、お邪魔します、取材させていただきます、と念入りに本殿で拝み倒しました(震)
平安時代一条天皇のころ、京で若者や姫君が神隠しに遭うこと多発。それを陰陽師・安倍晴明に占わせると酒呑童子の仕業と判明。一般的に鬼の住処は福知山にある大江山と言われていますが、酒呑童子はここ大枝(老ノ坂)に住処があったとも言われています。
長徳元年(995年)に源頼光ら四天王は酒呑童子征伐に向かい、住処へ山伏を装い潜入。酒好きである酒呑童子に酒をふるまい、警戒心を解いた上で寝所を襲い、斬首。その首を京へ持ちかえる途中、鬼の首は不浄なもので都に入れるなとの子安地蔵のお告げがあり、ここへ埋葬し、祀ったのが始まりと伝えられています。
ただ、そもそも鬼や酒呑童子って実在したの?て話ですが、もしかしたら当時の流行り病や疫病を擬人化したもの、とも考えられ、とかく首塚というと血なまぐさい場所的イメージを持ちがちですが、実際はそれとはかけ離れている可能性もあったり。
首塚大明神へのツイート
坂田金時らが討ちとった最強の鬼・酒呑童子の首が埋められている、という謂れの大江山の首塚大明神
— いぶとら (@ibutora) February 9, 2020
粛然とした雰囲気
帰りに雪がかなり降ってきて、より幻想的な空間になった
首から上の不調に御利益があるとのこと pic.twitter.com/tqGms3Y5mZ
基本情報
名称:首塚大明神住所:京都市西京区大枝沓掛町