「国境なき医師団」が製薬会社からの寄付を断った理由

「国境なき医師団」が製薬会社からの寄付を断った理由

チャリティ団体のほとんどは、外部からの寄付で成り立っています。

誰からの寄付でもありがたく受け付けているのかと思いきや、国境なき医師団が多額の寄付を拒否したとニュースになっていました。

いったいどんな事情で寄付を断ることになったのでしょうか。

Doctors Without Borders refused a donation of one million vaccine doses from Pfizer

2016年10月、アメリカ最大手の製薬会社ファイザーが、医療従事者を世界中に派遣するチャリティ団体「国境なき医師団」に対して100万本のワクチンを寄付すると提案しました。

ワクチンは肺炎を予防するためのもので、すぐに必要な人々のもとへ届けることができ、接種により大勢を救えるものでもありました。

ところが医師団は、その提案に「ノー」という返事を下したのです。

ありがたいはずのワクチンを拒否した背景には、ワクチンが極端に高額であることへの抗議の意味が込められていました。

ファイザーは肺炎のワクチンの最終製品だけでなく、製造過程を含む複数の特許を所有しており、競合起業が参入できない状態で、ワクチンの値段は高騰する一方なのが現実です。

人命を救うためのワクチンによって、ファイザーが莫大な利益を上げていることには、多方面から疑問の声が出ていました。

それを人道的ではないと医師たちが考えたことが、ファイザーの寄付を拒否するに至った理由だったのです。

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