
25日12時40分ごろ、全羅北道全州市完山区に住む女子大生のAさんが、自宅で首をつり亡くなっていたのが発見されたという。Aさんはこの1年半前に上顎と下顎の骨を切り、顎の位置を整える美容整形手術を受けたが、その後、顎の陥没など後遺症と副作用に悩まされ続けていたそうだ。
(画像はイメージ)
しかし、2年ほど前から、この本来の目的とは異なり、美容目的の整形手術として、一般にも利用されるようになっているという。そのきっかけは芸能人がこの手術を利用し、ほっそりとした顔になって注目されたことにあるといわれている。保険適用外の施術であるため、公式の統計はないが、医療業界では100か所以上のクリニックで、年間5000人程度はこの両顎手術を受けていると推察しているという。
こうした利用の拡大に伴い、副作用の相談報告も増えているという。痛みや陥没、顎関節の障害、顔の非対称化、炎症、傷、聴力の異常などがその内容だ。深刻なケースでは、血液循環が悪化し、人体組織に腐敗が起きたケースや、手術中に出血方で死亡したケースも報告されている。
小顔になりたい、美しくなりたいと願うのは、ひろく共有される思いだが、取り返しのつかないことにならないよう、安易な手術には注意が必要だ。韓国国内の専門家も、担当する専門医から手術過程や副作用について十分な説明を聞くよう、注意喚起を行っている。