資生堂は、11月からアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む人々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープンした。ドクターインタビュー、研究者インタビュー、患者インタビューなど、アトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々の一助となるようなコンテンツを紹介している。


今回、1000人のアトピー・アレルギー患者の声を聞いたアンケートの結果を発表。下記が明らかになった。

「アトピー性皮膚炎」女性患者の約8割が、5年以上も悩み続けている
資生堂がアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープン
今回「1000の真実」アンケートに回答したアトピー・アレルギー患者1000人の罹患状況については、上記の通り。「アトピー性皮膚炎」(675人)は、「顔」(72.1%)、「からだ」(81.0%)となり、過半数の人は「両方」(53.2%)で症状があると回答。「アレルギー性皮膚炎」(520人)では、「顔」(63.3%)、「からだ」(71.9%)で、「両方」(35.2%)は、「アトピー性皮膚炎」と比べると少ない結果となった。
資生堂がアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープン
アトピー、アレルギーで悩んでいる人の割合は、「顔」の罹患では、「アレルギー性皮膚炎」は「男性」(67.6%)が「女性」(64.1%)より3.5ポイント高い一方、「アトピー性皮膚炎」では、男性(71.6%)に対し、女性(76.9%)の方が5.3ポイント高い結果となった。
男性は「アレルギー性皮膚炎」、女性は「アトピー性皮膚炎」で悩む割合が高いことがわかった。
資生堂がアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープン
アトピーの悩みが「5年以上」は、「男性」(78.1%)、「女性」(79.2%)と、どちらも高い割合に。また、アレルギーの悩みが「5年以上」では、「男性」(55.6%)、「女性」(61.8%)となり、どちらも女性の方が長く悩む割合がやや高く、特に「アトピー性皮膚炎で5年以上悩んでいる女性」は約8割と、とても多いことがわかる結果となった。

肌トラブルで「皮膚科を受診」8割も、繰り返す「再発」に9割が悩む
資生堂がアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープン
「アレルギー性皮膚炎」、「アトピー性皮膚炎」なのではないかと気になったときにとる行動として、約8割の人が「皮膚科を受診する」(79.0%)と回答。
資生堂がアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープン
上記で「皮膚科を受診する」と回答した人に、受診のタイミングを聞いたところ、「その日のうち、あるいは翌日など、気づいてすぐ」(11.3%)受診する人は、わずか1割に留まった。1週間以内に受診する人の合計は52.2%と過半数となり、多くの人は早めの受診を心がけている様子がわかる。
一方、「気づいてから1ヵ月以上たってから」との回答は24.4%となり、1ヵ月以上放置したのちに受診する人も4人に1人いることがわかった。

肌トラブルの悩みは、1位は「一度治ってもまた再発を繰り返している」(88.8%)で、約9割に。3位も「いったん治っても良い状態が続かない」(75.1%)と、「再発」が大きな悩みであるようだ。家でのスキンケアや薬との付き合い方など、皮膚科通院後の良い状態を保つ方法が課題だといえるだろう。また、5位「信頼できる情報の取捨選択が難しい」(69.6%)など、膨大な情報の中、信頼できる情報を探すのに苦心している様子だ。

「1年中肌トラブル」が約半数!「乾燥」・「花粉」など、季節ごとの原因も
資生堂がアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープン
肌トラブルを最も感じる季節は、「夏」(33.2%)、「冬」(31.1%)が3割を超えた。
夏の肌トラブルの原因としては「汗」(87.2%)、暑さ(74.3%)、紫外線(29.4%)が多い結果に。

冬の肌トラブルの原因は、「乾燥」(86.7%)が最も多く挙げられた。3位「春」(25.3%)は、「花粉」(76.2%)が要因のアレルギー性皮膚炎が増える季節であることがわかる。秋は肌トラブルの要因が少なく、四季の中で最も肌が安定する季節であるようだ。また、「1年中変わらない」(49.5%)との回答が最も多く、季節を問わずに肌トラブルに悩む人が約半数いることがわかった。

スキンケアで最も使用するのは「化粧水」。
重視するのは「刺激がない」こと
資生堂がアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープン
スキンケアの実施について、罹患状況別に、スキンケア製品「化粧水」・「乳液」・「洗顔料」の使用と、そのうち「敏感肌ブランド」の使用について聞いた。スキンケア3製品すべてで「利用していない」と回答した人は約4割以上となり、肌トラブル罹患時にスキンケア対策をしていない人も一定数いることがわかる。

一方、複数の製品を使い、スキンケアに取り組む人が多いこともわかった。最も使用率が高いスキンケア製品は「化粧水」で56.4%。「アトピー性皮膚炎」の人が55.0%、「アレルギー性皮膚炎」の人が60.6%となった。
資生堂がアトピー・アレルギーなどの肌トラブルに悩む方々に向けた情報ページ「1000の真実」をオープン
肌トラブルの際に選ぶスキンケア製品において重視することは、1位「肌に刺激がない」(80.6%)、2位「保湿効果が高い」(78.4%)が、約8割。
4位「皮膚のかゆみ、赤み、湿疹などに対処できる」(74.8%)といった具体的な効果や、6位「使い続けることで肌トラブルを予防できる」(69.0%)と、予防効果を期待する声も多く寄せられた。また、5位「肌になじみやすい」(71.0%)、7位「浸透しやすい」(67.5%)など、優しくしっかりと保湿できる使用感を期待する人が多いことがわかった。

調査結果を見ると、1年を通して肌トラブルに悩む人々が多いことがわかる。情報ページ「1000の真実」では肌のケア方法も紹介されているので、参考にしてみてはいかがだろうか?

【参考】
※情報ページ「1000の真実」
https://www.shiseido.co.jp/sen-shinjitsu/

※資生堂公式サイト
https://www.shiseido.co.jp/

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