
この製品は廃棄物最終処分場から発生する浸水中に含まれるアンモニア性窒素を電気分解して処理する装置で、気候などの外的要因に影響されることなく効率的な排水処理を実現する。
だがこの方法では気温や降水量といった外的要因に起因する浸出水の温度やアンモニア性窒素濃度の変化により、分解に関与する微生物の活性から影響を受け、分解処理装置の効率が下がってしまうことや、分解に用いられる微生物の活性の維持の管理が必要なことや、分解速度が緩やかである問題などがあった。
そこで日立パワーソリューションズは、排水処理で培った電気分解の技術を応用して、連続で大容量の処理が可能な技術を適用することにより、廃棄物最終処分場などの大規模な排水処理に対応し、外的要因に影響を受けることなく安定的に効率よくアンモニア性窒素分解処理を行う装置を開発した。
・安定した電気処理分解が行え、アンモニア性窒素を無害化させ排出ができる
・これまで処理施設は連続運転が基本だったが、これは必要に応じて運転や停止を行える
・処理施設の小型化が可能なのに加えて、処理後の汚泥等の廃棄物の発生がない