東日本地域の業容拡大
明電舎は5月13日、水力発電への対応強化を目的として、水力発電システム対応の専門の営業・技術・生産・開発を統括する組織を設置するとともに、小容量の領域に注力するため、この分野を得意とするイームル工業との連携を強化すると発表した。

イームル工業は、中小容量の水車メーカーとして中小水力発電技術を強みとしており、西日本を中心に事業を展開している。


明電舎は今後、イームル工業との技術面での相乗効果を期待できるとして、連携を強化し、東日本地域への業容拡大を図る。

2017年度60億円
明電舎は1900年代初頭頃から、国内電力会社、企業局および自治体、さらには海外においても数多くの水力発電設備を納入しており、今後はこれらの更新需要の増加が予想される。

同社は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度により、特に小水力発電システムの需要拡大も期待できるとしており、小水力発電システムの向上を図るため、同社は可変速制御技術と組み合わせた自立運転可能なか変速型小水力発電機の開発を進めている。

また、イームル工業と連携することで、水車の効率向上、小型化、低コスト化を目的とした製品開発を共同で行う。

同社は今後、イームル工業の株式を追加取得するとともに、技術開発面を中心に、人的面、営業・サービス面での効力関係を強化し、この分野で2017年度60億円の受注を目指していくということだ。

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