JFEエンジニアリングが農業ビジネスに参入、廃エネ活用技術も

JFEエンジニアリングが農業ビジネスに参入、廃エネ活用技術も
エネルギーの最適活用
JFEエンジニアリングは9月19日、エンジニアリングの対象を農業分野に拡大し、本格的に農業ビジネスに参入すると発表した。

同社は10月1日付けの組織改正で、既存の都市インフラに留まらず、新しい社会生活基盤を創造するために提案・展開していくことを目的に「快適社会創造本部」と同本部内に「スマートアグリ事業部」を新設する。

同事業部では、環境負荷低減に寄与する新型生産プラントを活用したビジネスモデルを農業事業者に対して提案し、自らもこのプラントにより野菜類の栽培生産販売事業を行う。

この生産プラントは、同社のエネルギー最適活用技術と、当分野の専門企業との提携を通じて栽培ノウハウや温室内環境制御システムを融合したもの。

具体的にはオランダ型の栽培管理技術を取り入れ、室内の温度、湿度、光量などを自動的制御し、最適化を図ることで、高い生産効率を実現する。

この生産プラント内で栽培される農作物は、気候に左右されず安定かつ大量に生産でき、高い品質を確保することも可能となる。

廃エネルギーの有効活用をサポート
また、環境負荷を低減するため、国内としては初となる、大規模トリジェネレーションガスエンジン発電設備を併設し、電気・熱のほか、排ガス中のCO2を農作物に供給する技術を取り入れる。

農業ビジネスへの本格参入第1ステップとしては、北海道・東北地に社用地を確保、温室型のプラントで果菜類(トマト・パプリカ等)栽培し、卸売業者に販売する。

未利用用地が多く農業生産基地として大きな潜在力を有するとして、北海道・東北地を選定し、2014年夏頃までにプラントを稼動し同年中には作物の収穫・販売を開始する。

その後も各地域で各種農作物の最適生産システムを検証・確立し、生産事業の拡大も図りながら、既存の農業事業者にこのプラントを活用したビジネスモデルを提案するとともに、企業の工場への併設など廃エネルギーの有効活用をサポートする。
 

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