大子町に設置された施設は、ベストセラー書籍「里山資本主義(NHK出版)」の中で紹介されているバイオマス発電技術を用いたもので、オーストリア・ギュッシング市の導入事例を参考に、日本における地域活性化モデルの先駆となるべく大子町において検討が重ねられてきた。
施設で発電した電力の売電はFITの小規模バイオマス区分においてなされ、排熱を同町の温泉街へ供給することで地域経済への貢献も達成することができる。
バイオマス発電施設としての規模は、発電出力1100kw、年間約12000トン(水分率50%)の木材を間伐材から消費、年間約4億円の売電収入が見込まれている。
国内第一号機となる大子町の施設に続き、来年12月の稼働開始を目指す2号機の計画が、栃木県佐野市においても進められている。
(画像はHPより)