プロジェクトには31の国際的な研究機関や企業が参加する。ノルウェーやイギリスなど5カ国からの補助金を活用して2017年から3年間、CO2の回収と貯蔵や輸送、エネルギーとしての再利用するための技術開発に取り組む。また社会的な啓蒙活動のサポートも検討する。
複数の事業が並行して行われる中、旭化成は傘下の現地法人を通じて、再生可能エネルギーから得られた電力で水素を製造する、アルカリ水電解システムを提供する。
同社のシステムは低コストでエネルギー変換効率が高く、横浜に設置された大型の実証機は1時間当たり2000立方メートル、燃料電池車が2年間走行できる量の水素を製造する。
同社は今後2017年度中にプロジェクト用の実証機をドイツで設置し、同時に現地におけるマーケティング活動も行っていく予定だ。
(画像は旭化成公式ホームページより)