相生発電所は1982年から1983年にかけて運転開始した3機の発電機からなる火力発電所で、各機の出力は37.5万kW、燃料には天然ガス、重油、原油を用いている。
2号機はこれまで重油と原油を燃料としてきたが、新会社はこれを木質バイオマスに変更することを検討していく。出力は現在の37.5万kWが約20万kWになる見込みだ。
相生発電所2号機の燃料変更はこの観点からの決定で、三菱商事子会社との連携は、将来バイオマス燃料の安定調達を図ることを目的としている。
新会社は「相生バイオエナジー株式会社」の名称で、関西電力が60%、三菱商事パワーが40%出資した。業務概要としては、発電設備の設計、建設から運転、維持、管理、電力の供給販売までを含んでいる。
(画像は関西電力公式ホームページより)