関東圏向けのサービス
2019年7月22日、中部電力株式会社は、2019年11月以降に迎える再生可能エネルギーの固定価格買取制度の期間満了に向けて、首都圏の顧客向けの買取サービス展開を発表した。

このサービスは顧客参加型取引サービス「これからデンキ」としてスタートする。
2019年10月1日より専用サイトにて事前受付を開始し、11月1日よりサービス提供開始となる。

対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木、群馬、茨城、山梨、静岡(富士川以東)の都県。離島は対象エリア外だ。

買取については2つのパターンがある。一つは中部電力の電気を利用している顧客の「プレミアムプラン」だ。このプランの余剰電力買取価格は10.0円/kWhとなり、半年に一度(9月~10月・3月~4月)、指定の口座に振り込みで支払われる。


もう一つのプランは「シンプルプラン」で、中部電力以外の電気を利用している顧客が対象となる。シンプルプランの場合は、余剰電力買取価格は9.0円/kWhとなる。

買取とあわせて太陽光をより活用するサービス
また、これらの過剰電力買取サービスとあわせて利用できるセットプランも用意されている。一つは「太陽光自家消費セット」だ。同社提携先企業である株式会社Looopの蓄電池を購入することで、発電した電気を効率的に利用できる。また、特典としてカテエネポイント10000ptが付与される。


もう一つは「太陽光メンテナンスセット」だ。提携先企業であるe-暮らし株式会社の太陽光メンテナンスサービス(点検・計測)を利用し長期間使用する太陽光発電設備を今後も安心して使えるようにする。こちらはカテエネポイント1000ptが付与される。

カテエネポイントは同社の家庭向けWEBサービス「カテエネ」利用者が、カテエネ入会時や、検針票WEB化、省エネ状況のレポート等各種コラムのチェック、カテエネを通じたショッピングなどにより貯まるポイント。

貯まったポイントは電気料金への充当(1ポイント1円、100円単位)やポイント交換により、買い物等多様な用途に利用できるものだ

同社は、再生可能エネルギーに由来する電気や価値をはじめとして、エネルギーなどを様々な形で取引できるサービスの提供やプラットフォームの構築により、多様なニーズに応えていくという。

(画像はプレスリリースより)

元の記事を読む