フォレストエナジー、和歌山県で国内バイオマス100%利用のバイオマス発電事業を開始
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国内バイオマス100%利用のバイオマス発電事業
フォレストエナジー株式会社は2月22日、和歌山県新宮市での木質バイオマス発電事業(新宮プラント)の資金調達について、株式会社紀陽銀行をアレンジャーとするプロジェクトファイナンスによるシンジケートローン契約を締結したと発表した。

新宮プラントは、年間約2万トンの原木を紀南地域から集材後、同社工場でウッドチップに加工・乾燥し、約1,800kWの電気(約3,900世帯分)と約3,800kWの熱(温水)を供給するコージェネレーション(コジェネ)設備となり、この稼働は2020年12月を予定している。

また同プラントには、同社が提携するオーストリアのSyncraft社製ガス化設備と、Jenbacher社製ガスエンジンを各4台設置する計画。これはSyncraft社のガス化設備を使う日本初のプロジェクトである。

Syncraft社製品は発電効率が29%で、総合エネルギー効率は約85%と高く、樹皮(バーク)を含む原木をそのまま燃料として使用できるとともに、安定した稼働実績があることから、近年はオーストリアを中心に実績を伸ばしている。

地域経済の活性化を図り森林の健全な再生・成長を支援
同プラントでは、チップ工場と乾燥機を併設することで、燃料供給元で加工・乾燥工程を負担せずに間伐材・低質材の流通量を増やすことができるため、地域の素材生産会社及び林業者の事業拡大を通じた森林整備の促進に役立つという。

また同社は、こうした国内バイオマス資源を100%使用したバイオマス発電所の普及を通じ、地域で未利用になっている木質資源に適切な価値をつけることで、地域経済の活性化を図るとともに、森林の健全な再生・成長を支援していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)

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