らせん水車は低落差で発電ができ、枯れ葉や草などのゴミが詰まりにくい長所があり、農業用水路での小水力発電に適している。
八幡沢発電所では既に導入した海外製に続き、2例目として日本工営の製品を採用、国産のらせん水車を国内で導入した初の事例となった。発電所では国産の製品に、維持管理の点で海外製を上回る期待を寄せている。
八幡沢発電所で水車が利用する最大落差は2.51m、発電出力は最大19.9kW、得られた電力は東北電力に売電される。売電で建築コストを回収した後は農業水利施設の維持費に充てるなど、農業者の負担軽減に役立てていく。
同社は八幡沢発電所での事例を通じて国産のらせん水車の魅力を発信し、クリーンな電力源として小水力発電の導入促進に貢献していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)