NEDOら、地下帯水層蓄熱システムで新開発

NEDOら、地下帯水層蓄熱システムで新開発
2本の密閉式井戸を夏と冬に交互に利用
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は6月11日、日本地下水開発株式会社、秋田大学、産業技術総合研究所と共同で、新たな帯水層蓄熱システムを開発したと発表した。

新開発のシステムでは2本の井戸を用い、夏は冷房に利用されて暖められた地下水をさらに太陽光で暖めて地下に戻し、冬は暖房に利用されて冷えた地下水でを溶かしてさらに冷やし、再び地下に戻す。

従来のオープンループシステムでは、利用後の地下水を地下帯水層に戻すことが難しい、井戸の維持管理コストが高いなどの問題があった。今回のシステムでは密閉式の井戸を開発し、短期間でシステム設置が可能な低コストの工法を確立するなど、高効率なシステムでコスト削減を可能にした。

従来と較べて大幅にコスト削減の見込み
実証実験は、システムを山形市で事務所建屋の空調に導入して行われた。その結果従来のシステムと比較して、初期導入コストの23%、1年間の運用コストの31%を削減できる見込みが確認された。

今後は実証実験を続け、地下水の注入状況などのモニタリングや効率の検証を行い、システムの普及に向けた導入マニュアルの作成を進めていく。

(画像はプレスリリースより)

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