
その後、実施店舗に対しアンケートを行い、集計結果を発表。その結果から、この取り組みの効果や問題点が分かってきた。
特に効果があったとされたのは、1食あたりの食品廃棄物の発生量の削減で全体の4.1%。期間中、小盛りメニューやハーフサイズを用意した効果だと推測される。90.3%の店舗がこの取り組みを実施する前と比較して、小盛りの利用者の数が増えたと答えている。
食べ残しを持ち帰ってもらう場合、品質の悪化など店舗が注意事項の説明をする必要があるが、「早く食べて欲しい」といった注意事項を説明した店舗が84.2%に上るが、「自己責任で持ち帰ってほしい」と責任の所在をきちんと説明できた店舗は26.3%で、きちんと説明するのが難しい現状があるようだ。
ただ、この取り組みで持ち帰り希望者が増えたと答えた店舗が21.1%で、少なからず効果はあるようだ。