主婦に罰金2万NZ ドルの可能性
割れた窓ガラスの破片をそのままゴミ袋に入れて出し、回収に来た清掃職員の足の動脈を切断する大惨事が起きた。

NZヘラルドによると、ゴミを出したのはオークランド西部ワイタケレ地区に住む主婦。
自宅の窓ガラス破損により、自分の子供がけがをするのを恐れ、慌てて普通ゴミの中に無造作に放りこんでしまったという。その際、分別して危険ゴミ扱いするのを怠った。

分別せずにゴミを出されることは日常茶飯事だが、このような重大な事態に発展したのは初めてのケース。怪我をした清掃員は相当な出血があったものの幸い命に別条はなく、数カ月後には仕事に復帰できる見通しではあるようだ。なお、この主婦はすでに有罪が確定しており、今後最高で2万NZドル(日本円で約140万円)の罰金を科せられることになる。
危険ゴミに対する意識強化に
カウンシルのゴミ担当であるジョンロスコー氏は、この事件を教訓にして、すべての住民がゴミの出し方についてよく考えてもらいたいと語っている。


なお、ニュージーランドではゴミ出しの際に、カウンシル指定のビニール袋とウィーリービンと呼ばれる車輪付きの大型ごみ箱の2種類が任意で選択できる。このような事件を避けるためにもビンの徹底に努めたいところだが予算の関係でなかなか実現するのは難しいようだ。

編集部 青空ひなた

元の記事を読む