
Google ChromeやSafariをメインブラウザで使っている人は、Flash無しでもYouTubeの動画を見られるようになりました。もちろん、システムが固まったり、ブラウザがクラッシュしたり、他にも問題が無い訳ではありませんが、ともかくHTML5でYouTubeの動画が見られるようになったのです。
Googleは前にも、ChromeやSafariやChrome Frameを入れたIEで、HTML5を使った動画の再生デモをやっていましたが、今では普通にh.264コーデックの動画を再生できるようになりました。ただし、YouTubeを見ていて、広告付きが嫌な場合や、h.246の動画が無い場合は、Flashプレイヤーでも見られるようになっています。右下から最適な動画フォーマットを選びましょう。
しかし、もうお気づきだと思いますが、Firefoxには対応していません。Firefoxは、ライセンスフリーのOgg TheoraのHTML5のビデオストリーミングに対応しているのです。一方で、GoogleやAppleは、自社のサイトやブラウザをh.246のストリーミング対応にしています。
この政治的な状況、何とかならないものでしょうか...。
YouTubeのHTML5のページを見る時は、ChromeやSafariやIEのChrome Frameを使って、実験的なプロジェクトのTestTubeを見る時には、それ以外のブラウザを使わなければいけないなんて、正直面倒ですよね(YouTubeの軽量プレイヤーFeatherを使っている場合は例外です)。