「なぜ場所を移動すると思いついたアイディアを忘れてしまうのか?」に関する研究結果

「なぜ場所を移動すると思いついたアイディアを忘れてしまうのか?」に関する研究結果

「あっ、ひらめいた!」と思った次の瞬間、部屋を移動するわずかな時間で頭の中から消え去ってしまった...という経験はありませんか?

実は、この現象を裏付ける研究結果があるそうです。

Photo remixed from an original by Dominic Alves.

 

ある2つの研究で調べたところ、部屋の出入口に歩いた被験者は、部屋の中に居続けた人々よりも記憶力が低かったとか。この結果について研究者は、「部屋の出入口が新しい記憶を作る境界線となるため、前の記憶を思い出しにくくしているのではないか」と考察しています。

また別の見解として、英国心理学会のブログ「BPS Research Digest」では、忘れっぽくなりがちなのは、出入口の境界線効果ではなく状況が変わるからだろうと指摘。言い換えれば、ヒトはアイディアよりもその部屋にあるモノのほうをより記憶するので、視界にあるものが変わるとそれ以前のアイディアを忘れてしまうというわけです。

いずれにしろ、妙案が浮かんだらできるだけ動かず、そのままメモに書き留めておくことが有効のようですね。また、そんなときに備えて、手の届くところにメモとペンを用意するのも一法です。


How Walking Through a Doorway Increases Forgetting | Research Digest

Melanie Pinola(原文/訳:松岡由希子)


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