アカペラに魅了された高校生たちの青春ストーリーを軸に、都立音和高校のアカペラ部メンバーによるリルハピ、私立奏ヶ坂中学高等学校のアカペラ部で結成されたFYA’M’のメンバーたちが奏でるアカペラソングを届ける音楽プロジェクト「アオペラ -aoppella!?-」。

そのプロジェクトのスタートから100日が経過したことを記念して、リルハピの四方ルカ役・柿原徹也と、FYA’M’の猫屋敷由比役・濱野大輝をナビゲーターに始まった、公式YouTubeチャンネルで配信中のWEBラジオ「アオペラジオ」。
放送開始から人気を博すこの番組の公開収録が、2021年12月19日に行われた。普段から柿原、濱野が奔放に作り上げてきた笑い声の絶えない楽しさのある「アオペラジオ」。今回は応援してくれるファンを前に、気心の知れたゲストを迎えたうえでの番組初のイベントでもある。どんな番組になっていくのか、と会場は期待感で熱を帯びていた。その熱気が高まったところで盛大な拍手が沸くなか、ステージに柿原と濱野が登場。

「どうですか?皆さん!こんにちは!」と早くも楽し気な声をあげる柿原。
「今日は皆さん、M-1グランプリの敗者復活戦同時視聴イベントにお越しいただき、ありがとうございます!」と濱野もウィットに富んだ挨拶で会場に笑い声を生むも「違いますよ!」と即訂正。青春×アカペラをコンセプトとした純度100%の最強ボイスエンターテイメント・アオペラを盛り上げる、という本文を思い出した濱野(笑)。「楽しんでいきましょう!」の声に大きな拍手が沸いた。

イベントの開催が楽しみだった、という柿原と濱野。会場に足を運んだファンを一気に番組に巻き込む軽快なトークに、観客はマスク越しにもわかるほどの笑顔に。これはまだ公開収録前の、フリーダムな時間なだけに放送コードもなにもない、“ここだけ”のちょっぴりセクシーな小粋(!?)トークに盛り上がっていく2人。
「普段からアオペラジオをお聴きの方はわかると思うんですけれども、いつもこんな会話をしています(笑)」と濱野。「むちゃくちゃな話をしてるんだけどね?俺たち」と柿原が笑み混じりで話せば、「すごく巧妙にカットされていますからね。まるでなにもなかったかのように!」と濱野が続ける。「すごいよね!あの技術!」と柿原はなおも楽しくて仕方がない、といった様子になり、語らいは止まることなく楽しい時間へと観客を巻き込んでいく。「ゲストもいらっしゃっているので、始めのくだりはサクッとやりましょう」と時間の経過に気づいて、ステージを正しい道筋へと持っていく濱野。ここでようやく、舞台袖で「早く出たい!」とソワソワしていたゲストの佐藤拓也が呼び込まれる。


FYA’M’の4thを担当する宗円寺朝晴を演じる佐藤。「すごい、お客さんがたくさんいらっしゃいますね」と言うと、ステージ上が眩しい、というところからまた3人でわちゃわちゃ。しかしあまりの自由さに「こういう番組なんですか!?」と思わずつっこんでしまう佐藤に、「普段からこういう番組ですか?」と濱野は会場にその質問を投げかけると、観客から会場いっぱいの拍手が沸くという場面も。アオペラジオ初登場という佐藤、しかも番組のゲストも逢坂良太に続き2人目とあって、新鮮な反応に会場が包まれていた。

そして、2021年3月にスタートをした「アオペラ」とともに過ごした2021年はどんな時間だったか、と尋ねられた佐藤は「FYA’M’もリルハピもたくさん色々な曲に挑戦させてもらいましたね。まさか『白日』をカバーさせてもらえるなんて思ってもいませんでしたから」と話す。
そこからカバーした楽曲やアオペラで歌ったオリジナル曲についての話で盛り上がっていると、おもむろに「ねぇ、あれはなに?」とステージの真ん中に置かれた台の上を指差す柿原。「あれですか?サプラ~~イズ!」と声を弾ませる濱野と佐藤。堂々と台の上に置かれたそのケーキは表面にルカがプリントされた“サプライズ”ケーキ。

柿原の誕生日が12月24日ということで、収録日である12月19日に誕生日に先んじてのお祝いをみんなで開催しよう、と用意されたものだった。「番組では、柿原さんの誕生日をサプライズでお祝いはしません!と宣言しておりましたので、堂々とお祝いします!」と濱野の言葉に会場から拍手が沸いた。佐藤がロウソクに火をつけると、「ハッピーバースデー」の音楽とともに会場一体のクラップ。
そして「良い年になれ」と願いを込めて火を吹き消す柿原。会場はアットホームで幸せな空間となった。

本来は舞台袖に下がり、番組本編の公開収録の開始後の呼び込みでステージへと登場する予定の佐藤だったが、「ラジオなんでしょ?」と言うと舞台の上手の隅に腰掛け、観客を煽りながら出番を待つ。そして「アオペラジオ」の公開収録スペシャルが始まった。

「皆さん、明けましておめでとうございます!」と柿原。この収録分は1月配信分のため、新年の挨拶から幕を開けた。
歌いながらのオープニングの挨拶ということで、柿原はメタルバンドのようにハイトーンで、濱野は「Let it snow, Let it snow, Let it snow」の節回しでの挨拶を届けると、初めての公開収録へ。軽妙なOPトークと、ラジオでは伝わらない、こっそりとステージ上でリアクションをする佐藤の面白さに、観客からクスクスと笑い声が漏れると、「この空気が(ラジオでも)伝わるかしら」と柿原も笑みを浮かべる。

「アオペラジオはもちろんですけど、アオペラの盛り上がりを肌で感じられるのが嬉しいですね」と目の前の観客の姿を見つめて、感慨深いとばかりに言葉を漏らす濱野。「今年(2022年)こそ、アオペラ一色の年にしたいですね」(柿原)「2022年もアオペラ、そしてアオペラジオはたくさん動いていくぞ!というような意気込みでやっていきたいなと思いますので、よろしくお願いします!」(濱野)、と話す楽しいOKトークからのSEの間に舞台袖へと引っ込んでしまった佐藤。そして「アオペラらしく歌うようにご挨拶を」という前振りとともに呼び込まれ、歌いながら登場した佐藤はその手に柿原へのプレゼントを持っていた!濱野と佐藤、2人から、と贈ったものはキンキンに冷えたシャンパン。喜ぶ柿原。そんな喜びの時間から、番組は近況の話へ。「どんなお正月を過ごされましたか?」という言葉に、思うままに正月妄想を話す3人。実際には正月を迎えていないこともあり、本来のお正月トークは後日へ持ち越しとなった。

続いては「アオペラ」についてのトーク。前身プロジェクトから関わるリルハピメンバーに対して、新規参加となったFYA’M’メンバー。今回、佐藤がゲストで登場したことで、FYA’M’のメンバーが2人になったこともあり、柿原からFYA’M’への質問が飛ぶ。参加してみての感想を尋ねた場面では「めちゃめちゃ新しいチャレンジで、楽しいです」と濱野、「FYA’M’的には絶大な信頼を寄せているベースがいてくれるんです」と佐藤も続く。「濱野くんという楽器をここまで最大限に生かしているコンテンツって、やっぱりアオペラじゃないですかね」と佐藤の言葉に拍手が沸き、「やはりあんなに低いパートを歌ってくれと言われることはなかなかないので、自分でも新しい発見というか、色々挑戦があり楽しいです」と濱野。仲村宗悟のボイスパーカッションと濱野のベースによりFYA’M’のサウンドは頼もしく、魅力的になっているのだと語り合えば、リルハピの柿原は「ボイパいいなぁ」と羨む場面も。

続いては番組に寄せられたメッセージを読み上げるコーナーに。この収録にきているファンから届いた質問に答える3人。「アカペラの魅力や難しさを教えてください」という質問には「僕のパートは移動が大きいので、パートを作ってくれているほかのメンバーの音を想像しながら、1人の収録だけどみんなと録っている気持ちでいないと成立しないところかな」(佐藤)「これだけ譜面をチェックしたのは、このコンテンツが初めて。ここまでするか、というくらいチェックするし、心のどこかで自分のパートを主メロだと思う(くらい譜面と向き合うこと)」(柿原)「離れていても心は繋がっているところ。みんながみんなを支え合いながら新しい挑戦をしていっているんですよね」(濱野)とそれぞれの想いを語っていたのが印象的だった。

ほかにも「このメンバーをアカペラ部に誘うならどんな言葉で?」などの質問に名解答から珍解答まで続出し、公開収録は盛り上がった。「アオペラ」を交えての、気心の知れた仲間、といった雰囲気での「アオペラジオ」公開収録。「早いですね。すごく楽しかったです!」と1本目の収録の感想を話す佐藤とともに、3人で1本目の番組を締め括った。アカペラに夢中の男子高校生のわいわいガヤガヤとした雰囲気を、大人ながら存分に発揮したところで、この夜の“最高のハーモニー”はすべてのリスナーを笑顔にして幕を閉じた。次回、1月後半放送分への期待も高まる充実の収録だった。

TEXT BY えびさわなち
PHOTOGRAPHY BY 三橋優美子

●イベント情報
「アオペラジオ 公開収録スペシャル!」
公演日程:2021年12月19日(日)
会場:duo MUSIC EXCHANGE

出演
四方ルカ役:柿原徹也
猫屋敷由比役:濱野大輝
宗円寺朝晴役:佐藤拓也

●今後のイベント情報
「アオペラ -aoppella!?- 1st Anniversary Party」
2022年3月12日(土)17時~18時30分
2022年3月13日(日)16時~17時30分

開催場所:ベルサール秋葉原

出演声優
3月12日(土)
木村 良平
逢坂 良太
KENN
柿原 徹也
佐藤 拓也

3月13日(日)
木村 良平
KENN
柿原 徹也
小野 友樹
濱野 大輝
仲村 宗悟

チケット料金:6800円(税込)

参加申し込み
3rdCD『アオペラ -aoppella!?-3』の初回限定盤 「リルハピ ver.」「FYA’M’ ver.」、通常盤を各1種類合計3形態を同時に購入すると、抽選に参加できるシリアルチケットを先着でプレゼント。

応募期間:2022年2月9日(水)~2月20日(日)
結果発表:2022年2月26日(土)18時頃を予定
詳細はこちら

●リリース情報
3rdCD『アオペラ -aoppella!?-3』
2022年2月10日発売

【初回限定盤 -リルハピ ver.-】

【初回限定盤 -FYA’M’ ver.-】

価格:各¥2,420(税込)

【通常盤】

価格:¥1,980(税込)

<CD>
01 オレたちのクリスマスライブにようこそ(drama track)
02 リルリルHappy!
03 Let it snow, Let it snow, Let it snow
04-05 アオペラ地区予選開催!(drama track)
06-08 合同クリスマスライブ開催!(drama track)

公式通販限定!購入特典
対象期間内にCD3種セットをご購入いただいたお客様に、【アオペラ公式ONLINE STORE限定ドラマCD/Ordinary day-ふかみ&光緒編-「ふたりはなかよし -パンダが繋ぐ絆」】をプレゼント!

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購入特典
CD3種セットをご購入いただいたお客様に、先着でアオペラ周年イベント「アオペラ -aoppella!?- 1st Anniversary Party」内キャスト登壇ステージ最速先行抽選シリアルをプレゼント!

●作品情報
『アオペラ -aoppella!?-』

「青春」×「アカペラ」をテーマにメディアミックスで展開していく、KLabが手掛ける音楽原作プロジェクト。

<ストーリー>
————あの日、少年たちは魅了された。
目の前に立つのは、自分達と同じ普通の高校生。華美な衣装もない。
楽器のセットもない。
それなのに、彼らが口を開けた瞬間、変幻自在のハーモニーが溢れ出し、観客は熱狂する。

「僕たちも、あんな風に歌いたい!輝きたい!」

アカペラ≪無伴奏歌唱≫に魅入られた高校生たちが目指す、
高校生限定アカペラコンテスト『アオペラ』
遥かな高みを目指す、彼らの演奏が今、始まる————!

©KLab

関連リンク
アオペラ -aoppella!?- 公式サイト
https://www.aoppella.com/

アオペラ -aoppella!?- 公式YouTubechannel
https://www.youtube.com/c/aoppella