Yosh ターニングポイントでしたね。カルチャーという大きな面で見れば、自分が悩んでいることは本当に小さいものなんですよね。ただプラスすること、マイナスすること、と考えていくなかで、自分の表現に新たなものをプラスする機会をもらったように感じたんです。ただ日本語を入れ込むのではなく、もっと言葉に注視して。例えば日本語は単語1つに二重にも三重にも意味があって。その言葉の美学って日本語にしかないものだなと感じたんです。それから音。「あ」とか「お」といった母音の響きを、英語と混ぜ込むことで出せることに気づきがあった。そして僕らが歌うことで、そのアニメがどういった作品なのかというイメージを掴める。作品のイメージを大きく感じるための援護をするような楽曲を作れるんじゃないか、という面白味を感じて。その個性を維持していきたいと思っています。

――バンドのスタンスが広がるきっかけになったんですね。

Yosh すごく大きくなりましたね。初めてのタイアップを経験してからの自分たちの広がりは驚くべきものです。

――そのアニメの楽曲には「89秒」という尺があります。ここに言いたいことを詰め込むような印象があるかと思いますが、タイアップを経て楽曲の構成に対する考え方などに影響はありましたか?

Show 曲によります。Yoshが作詞をしていることもあって英語が中心なので、89秒の中での構成では言いたいことが繋がらなくなってしまうこともあって。そうした場合は構成を考えながら、アニメの制作サイドの方々の心も汲みながら作っています。でも僕らも妥協をしたくなくて、そこで意見を戦わせながら作っていくこともあります。