飯森みちる(CV:中島由貴)、中沢 栞(CV:鈴代紗弓)、太田 希(CV:大野柚布子)という女子高生3人によるピクチャーボイスドラマ(あるいはエキセントリックコント劇場)「VOISCAPE」。その魅力をエグゼクティブプロデューサーであるアニメ監督の水島精二に話を聞く短期連載。
第3回は、占い師に会いにいく3話と、校内放送でハチャメチャにラジオを放送している4話について話を聞いてみた。

街に出よう!占い師に会いに行こう!な第3話
――「VOISCAPE」の各話を振り返る連載、第3回はドラマ第3、4話について水島監督にお伺いします。まず第3話「トランプタワーじゃない」ですが、今回は栞とみちるが外に出て占い師に会いに行くというお話で。

水島精二 前にも言ったんだけど、基本的にもう初手は高垣(雄海)くんなんだよね。ドラマ6話分に対して、彼が8パターンくらいのコントネタを考えてくれて。その中から、面白くなりそうなものを選んで書いてもらっています。
頭3話のものは特にそうなんだけど、最初に僕のところに投げてもらったものから「これ面白いね」って。キャラクターの性格を全部入れ替えちゃうとまではいかないけれども、話が進むごとに個々のキャラクターにどんどん新しい面が見えてくる。そういう部分でいうと、希の占い師は面白かったので“即採用!”みたいな流れでしたね。

――1話は部室、2話はファミレスという空間で3人での会話劇でしたが、今回は栞とみちる、占い師に扮した希という“2人と1人”的な構図になっていますよね。そのなかで占い師の正体を知らない栞の心酔しきったムーブがすさまじいですよね(笑)。

水島 そうなんですよね。
染まりやすいというか、極端に色んなものに流れやすいっていうのかな。結局、キャラクターがある程度は極端な方が面白い部分はあるので、その辺りは割と考えてやっています。

――あの入れ込み具合というか、鈴代さんのエスカレートしていく演技も面白いなと。

水島 3話までをまとめて録ったんですよ。それもあって収録が進むにつれ、どんどんエンジンがかかってきたというか。「面白いからもっとやっちゃえ!」みたいな感じで、鈴代さんのノリも上がっていったのかなと。
しかも収録した3本の中で3話が一番ぶっ飛んだ内容なので。あそこは栞がつっ走ってないと困るので、色々とアドバイスをしながら引き出していくなかで、段々レベルが上がっていきましたね。

――収録に応じてキャスト陣のテンションも上がっていったと。

水島 言ってしまえば、1話2話と比べて3話って舞台が屋外で、その中で日常と非日常な部分がある。人混みの多い通りから小さな路地に入った奥の、占い師がいるところに行く。というシーンを、ちゃんと区切って、移動する足音や遠ざかる喧騒を入れて。
そんな場面を作って、期待値が上がっていく演出をしっかり踏んで。そうする事で栞のテンションが上がっていくのも伝わるんですよね。それで憧れの人に会ったら「うぇえ~!」って歓喜するじゃない?それをしっかりと表現してもらおうと思ってたんだけど、いざ本番!って時にはもうそれが自然体の演技でできていましたね。

――なるほど。コントにおける場面転換でしっかりテンションを上げていく演出をしていると。

水島 そうですね。
それもちゃんとこちらで計算して完成形をある程度イメージしつつ、そのイメージを越えていくように芝居を要求する、みたいな。

――そうしたテンションが変な方向に行ってしまう栞、という立ち位置が面白いですよね。ものすごいボケるキャラクターではあるんだけどまともな面もあって、占いに興味がないみちるに対して「人選ミスった~!」って普通にボケないで言うみたいな。

水島 彼女にとってはちょっとがテンション高くて、当たり前のことでしかないんだよね。少しウザいけれども、まあ~いるかもなって思えるような。もう名前出しちゃうけど、戸松 遥さんがそうだったので(笑)。


――戸松さんですか(笑)。

水島 8年くらい前にUVERworldのライブに招待されて、みんなで東京ドームに観に行ったんですよ。ライブ終わりの高揚した状態で、ドームの周りのイルミネーションのところを歩いていたら、突然、彼女1人でものすごい勢いで大興奮してはしゃぎまくって。それを見たときに「こいつすごいな……」ってちょっと引きつつ、ケラケラ笑って帰ってきたという経験があって(笑)。

――なんとなく想像がつきますね(笑)。

水島 その姿を見たときに、「これはアニメに落とし込めるな」と思って作ったのがTVアニメ『夏色キセキ』の、戸松さんが演じた花木優香なんだよね。だから僕の作品の中にはその系譜があって、最近だと「D4DJ」の愛本りんく(CV:西尾夕香)もそれです。ウザかわいい。全然悪意はないけれど、テンションが上がっちゃって「ワ~!」ってなるっていう。でもそれが嫌われないレベルでちゃんと存在できるかどうかというのは本人のあっけらかんさとか、さっき言ったように全然考えていないわけじゃないっていう部分。常識は持っているっていうところの線を、どう線引きするかなので。だからある意味でベース、考え方は一緒なんだよね。そういう意味では僕が好きな、面白がれるヒロインの1つのパターンだと思うんですよね。

――対してみちるもボケに対してツッコむというよりは、占いに懐疑的というスタンスでもあるのかなと。

水島 そうですね。みちるは元々の設定でいう真っ直ぐなスポーツウーマンみたいな感じで。そうなってくると頭の回転ではほかの2人に敵わないみたいなところもあるんですよね。非常に素直な子だから、振り回されるというキャラクターになった。そんななかにも独特のみちる節みたいなのがあったり、どこかかわいらしさが残るのは中島さんが持ち込んでくれたテイストなんですよ。中島さんご本人にもそういう印象を受けたし、お芝居していくなかで受け答えとかを見ていても、みちるとどこかリンクするなあって思っていて。ディレクションも「こういう感じ」って伝えると、非常に丁寧に打ち返してくれる。ああいうふうに、なんだかんだ言って自分のほうにキャラクターを引き寄せちゃうタイプの役者さんは、みちるというキャラクターにとっては幸せなキャスティングだったなと思いますね。

――そうしたスタンスでもオチでは割りを食うというか、まるで「こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」や「ドラえもん」のようなオチで(笑)。

水島 ははは(笑)。このへんは僕の演出の前に高垣くんの台本がそうなっているんですよね。みちるは“愛されるキャラクター”として立てていかないといかないので。

――そして希ですが、今回は彼女のキャラクターにもう1枚設定を羽織った印象ですね。

水島 実は、1話の段階で希が柔道部に入っているというのも、高垣くんがフックとして用意したものなんです。それがどういう形で今後活かされていくのかなみたいなところから、ここでさらにもう1枚用意するという。やっぱりこれはシチュエーションコントの考え方なんだろうな。何をやっても大丈夫なのかな、ということも踏まえながら、毎話設定変わっていいからということに対してもアイデアを出してくれて。で、僕はそれを面白がって「占い師いいね!」って言ったから、このまま進んだんだと思う。

――視聴者は知っているんだけど、ほかの2人にはバレていないなかでの演技も面白いなと。トランプタワーを作るときに異様にハアハア言っているところなんか最高でした。

水島 屋外の緊張感のなかでトランプタワーを立てるっていうね(笑)。基本的には音だけでやらないといけないので、例えばイラストで「トランプが舞ってる」みたいな絵だけを1枚描かせるのもどうかと思うので、規定の数枚の絵で見せられるような……みたいなことを考えると、音で雰囲気を作らなきゃいけない。あそこに至るまでの音響演出は、繰り返し繰り返し、丁寧にやりました。

――たしかに言葉で状況説明するにも、それをあえておおげさに見せることでギャグの破壊力が増していくというか。

水島 説明、声プラスSEと音楽でどうやって盛り上げるかっていうのは結構頑張ってますね。音楽も、繰り返し使っても面白いし耳に残るという利点もあって。それを編集できるように繰り返しのフレーズを使ったり、それとは別に頭にジングルみたいなものをつけてもらったりとか。そういうのは音楽のグシミヤギ(ヒデユキ)くんと相談して、「これは1曲でこういう展開があってね」って説明して、それを全部切って使うっていう……「結局3曲じゃん!」みたいな(笑)。全体で20曲くらい作ったけど、それ以上あるようにしているし、ステムデータをもらってリズムとウワモノのタイミングをずらして使ったりとか。

――それこそ水島さんの監督作でいう三間雅文さんのような立ち位置というか。

水島 本当に音響監督みたいな。それはまさに三間さんの教えです。三間さんがそうやってバリエーションを生み出してたんですよ。ステムで納品するとこんなすごいことができるんだと思ってやってたけど、逆に無限にいじれるので時間泥棒です(笑)。

――1話から3話は同じ収録タイミングだそうですが、3話から音響面でもグッとビルドアップした印象はありますよね。

水島 音楽とSEを加えるMIX作業は1、2話をやって、3話は少しずらしてもらったの。しっかりと空間を音で語らなきゃいけないので、効果音や音楽の在り方を構築するのが大変で。そこは臨機応変にスケジュールの調整をしてもらいながら、こっちの作業が終わるような形で進めていきました。

――単純に外に出る、ということでSEのバリエーションも一気に増えますからね。

水島 そう、場所の移動や外の空気感というものをしっかり作らないといけない。エンジニアの飯山(学)さんとやり取りしているときも、効果のイメージなどをなかなか上手く共有できなくて。そういうエラーを避けるために、初手として僕のほうでなるべくイメージ通りの音を用意したい。なので3話から、SEなどのサブスクサービスの「Artlist」を使ってイメージに合うSEを探して、僕の方で割とカッチリとガイドを作り始めたんです。

――ここから「VOISCAPE」の可能性が展開されていったと。そんな3話のエンディングに流れるのが、「幻想の旅へ」ですね。

水島 ミステリアスなお話っていうところから一点突破して作りました。ただね、歌詞は20代の疲れたOLが会社を辞めて旅に出る歌、みたいなオーダーで(笑)。

――タイトル通り幻想的なサウンドですが、どこか生々しい旅情感のある歌詞で(笑)。

水島 そもそもグシミヤギくんがそういう曲調をすごく得意にしているというところからスタートしたんですよね。歌詞を担当しているのが陽茉莉-himari-ちゃんといううち((株)一二三)所属の作詞家なんですけど、彼女も中二病感がものすごく漂っている歌詞を書く子なので、「ズバリ中二な歌にしよう」って話して。だから歌詞はいわゆる日常ものなんだけれども、ちょっとメンヘラ入ってるみたいな世界観でいくことにしました(笑)。あと、アルバムに入っている「センチメンタル・グラビティ」も陽茉莉-himari-ちゃんの歌詞なんだけど、すごく良い。完全にメンヘラの歌だから。

――そうした世界観の楽曲もあるとなると、ますます彼女たち3人は何者なんだろうかって思ってしまいますね。

水島 何かすごい謎を含んでいる……みたいなことは、前にも話した通り、最初に考えていた謎を全部回収できる設定にはなってるんですよ。ただ、そこに行き着かなかったときには、まあそれはそれで色々なものを楽しんでもらえたらいいよね、という閉じ方もアリだよなって思ってるんですよね。だからその原点に戻れるかどうかすら、自分でもちょっとわからないくらいやりすぎた感はある(笑)。

やっぱり最後は……ラジオ愛?の第4話
――続いては第4話「国際機関みたいな略し方じゃない」。いわゆる“ラジオやってみた回”といいますか、ここでいよいよ感じ始めるのは、1話にあったバンドはどうなったんだろうって(笑)。

水島 放送部の活動は昼だから掛け持ちできるんですよ!(笑)とにかく栞がやりたいことを率先してやっているなかで、放送部はみちるがやりたいって言ったんですけどね。

――みちるがラジオをやってみたかったというところから始まるわけですが、みちるのやりたいラジオと栞のやりたいラジオというのは一番掛け合わせてはいけないものですよね(笑)。

水島 お昼の割と落ち着いたラジオをやりたいみちると、深夜ラジオをやりたい栞という構図になっていて。

――それをラジオの作家をやっている高垣さんが書く、というセルフパロディ的な内容という。

水島 メタですよね(笑)これも凝ってます。ラジオのジングルまで作っていますからね。発注のときにグシミヤギくんに「FMの交通情報のときに流れる感じのやつのパロディだから」って作ってもらったり。臨場感もあるでしょ?

――ここは真正面からラジオを作っているなという感じで。ただそれをしゃべるのが栞なので、あのニュースのSEがリフレインされるたびにギャグの破壊力が増していくという。最後にはあの音だけで面白くなるんですよね。

水島 あれはもう完全に、そういう演出をするつもりで作っています。

――栞がやろうとしているラジオも、深夜ラジオに憧れている素人がやるラジオという感じですよね。

水島 しかも、栞があまりにも楽しそうにノリノリでやっているから。なんとなく許せちゃうんですよね。だから、あれくらいのテンションにやってくれないと成立しないし、みちるも困らないんですよ。だから、これはハードル高いなと思いながらやってました。

――面白ラジオネームやその身内イジリ、乱入など深夜ラジオのお約束を全部やるぞという。

水島 しかも途中の笑いのSEも自分でサンプラー使って鳴らしてますからね(笑)。

――そんな栞に対してみちるは真面目かというと、実はラジオにそこまで詳しくないという(笑)。それによってやっぱり栞に引っ張られてしまう。

水島 そこに高校の放送部くらいのゆるさ、みたいなものがあるんですよね。そのなかで「暴走系っぽいこと」と「フワッとやりたい」という2つがあったときに、暴走系のほうがどうしても強くなっちゃうっていうね。しかも最後は「乱入よ」っていう。

――全体的に往年の「オールナイトニッポン」みたいな感じというか。

水島 そうですよね。とんねるずやビートたけしとか、そういうノリですよね。

――そしてここでも希がポイントになるんですが、ここでは2人の放送を教室で聴いているという、前話よりさらに“2人と1人”という構図が如実に表れているんですよね。

水島 そうですね。ここは教室にいる希と、放送室の2人っていうのをどういうふうに音で聴かせようかなと思って。最初は放送室と教室両方を切り替えて、放送室側の音声が生だったりスピーカー越しになったりする構成を考えて、テストしたんです。そうしたら、それだと音声が忙しなく切り替わって聞きづらい場所が出ちゃうんですよ。なので、最終的にはほとんど教室での音にして、放送室内の生音は乱入まで我慢しました。そういうところは、高垣くんが書いてくれたシナリオからバランスを取って、シナリオの印象に近い形でどう音響演出をするかという試行錯誤の末出来上がってます。2つの場所にずっと分かれているというのをお客さんに認知させ、希と同じリスナーの位置に置いておいて、最後に希が放送室に行ってからは放送室の生々しい音を体験させるというのは狙ってやりましたね。

――距離感がある2つの空間が繋がるまでの流れはスリリングでしたね。

水島 しかも音楽がそれを煽ってますからね。そこから希が「乱入だぞ~!」って言いながら入ってくる語彙力!って思いつつ(笑)。

――「伝説だぞ~!」って(笑)。

水島 あそこも放送室で暴れている感じの音を作るために、絵がないぶん「机の上の陶器が落ちて割れます」とか「ロッカーを叩いてます」とわかるように細かく作りましたね。音の鳴り方も希が放送室を動き回っているので、音も動いているんですよね。扉から入って近づいてきて、本人たちの後ろを通っている……みたいな。

――そこは2MIXの音源ですが、イヤホンやヘッドフォンで聴くとその動きは見えますよね。それは以降のエピソードでも反映されていて。

水島 だんだん僕の要求がエスカレートしていってるっていうのもあります。この前はこれくらいできたから次はこのくらいだって。結果的に自分の首を絞めるんですけど、飯山さんには無理を言ってかわいそうなことをしているなと(笑)。

――そうしたカオティックな、ハチャメチャな展開を繰り広げたあとに「えっと、やりすぎかも!」って言うのが栞だという(笑)。

水島 あれも良いですよね、一番冷静になっちゃって。その後すぐに希に「背負い投げ~」って叫ばれながら投げられるという。最後、に1話の柔道部のネタを回収した!っていうね(笑)。

――そしてその34話で流れるEDテーマが、「憧れのレディオスター」というタイトルなのもストレートだなと。

水島 これも最初にもう「ラジオの曲を作ろう」と思って、どんなのがいいかってなったときに、車の中でテイラー・スウィフトの曲を聴きながら歌っていた警察官の動画があったじゃないですか。

――5年ぐらい前にバズった、アメリカの警察官が車の中で「Shake It Off」を口パクで歌う動画ですね。

水島 そう、あれを思い出して。それなら洋楽っぽいポップスがいいなみたいなところからスタートして、そこでうちのおぐら(あすか)さんという人に曲を書いてもらうことになったんですよ。そこからさらにピコピコした感じがいいから、チップチューン要素も足してみようとなって。で、曲を作ってもらっている最中に上がってきたメロを聴きながらどうアレンジしていこうかって考えたときに、サビのメロディを聴いて“憧れのレディオスター”というフレーズを思いついて、「タイトルそれで!」って(笑)。

――まさに直球で決めたと(笑)。

水島 歌詞を発注するときも、「聴いている女の子がDJに憧れて、いつか私もそのブースで一緒に喋りたい!みたいな感じですかねえ……」と言ったら、めっちゃハロプロっぽい歌詞があがってきて。だからテイラー・スウィフト発チップチューン経由ハロプロ着みたいな(笑)。本当にBEYOOOOONDSみたいな曲ができちゃったよ最高じゃん!って思いながら。

――放送室であんな酷いことをした3人がストレートにラジオ愛を歌うというのもちょっとネタっぽいというか(笑)。

水島 でも間違ってはいないですね、本当に憧れているんだから(笑)。この曲に限らず、ラジオとかちょっとしたパスを繋ぐくらいの気持ちから、曲を広げて作るみたいなものをやっているんですよね。ダイレクトに繋げているのは実は1、2話くらいまでな気はしますね。1話はバンドの話でやっていて、2話だとファミレスでかかっている曲をそのまま3人で歌おう、みたいな。以降は繋げるにしても、曲のバリエーションを考えると多少とんちを効かせるというか。1つのコンテンツに対してたくさん曲を作ることをやっていると、やっぱり一番最初が一番自由なんですよね。そこから関連性とかを考え始めると、だんだんとんちになっていく。

――とんちになっていった結果、もっとも真っ直ぐなラジオ賛歌になったという(笑)。

水島 これは「憧れのレディオスター」がハマるフレーズをおぐらさんが作ってくれていたから、そこから一気に光が見えたみたいなところはありますね。

――4話までお話いただいて、3人のドタバタ感やフリーダムすぎる魅力がより見えてきました。なのですが、5話からまた様相が変わってくるというか……。

水島 そうですね。6話のあとに、一番最初に考えていた構想に戻る可能性があったので、そこで5、6話で匂わせをやろうと。ただ、あまりにもちゃんとやっちゃうと、「ああ、このあと新しい展開が待ってるんだ」って見えてしまうから、高垣くんに「多重世界とか、パラレルワールドで、ちょっと軽率に異世界飛んじゃおう」って。そういう場所が変わっちゃうっていう展開をお願いしたのが、5、6話になりますね。この話も楽しみにしていてください!

INTERVIEW & TEXT BY澄川龍一

●リリース情報
VOISCAPE アルバム
『まだ、世界の果てじゃない』
出演:VOISCAPE<飯森みちる(CV:中島由貴)、中沢 栞(CV:鈴代紗弓)、太田 希(CV:
大野柚布子)>
3月30日(水)発売

【通常盤】

品番:GNCA-1613
価格:¥3,850(税込)

【あにばーさる限定盤(飯森みちる盤)】

品番:GNCT-0033
価格:¥7,700(税込)

【あにばーさる限定盤(中沢栞盤)】

品番:GNCT-0034
価格:¥7,700(税込)

【あにばーさる限定盤(太田希盤)】

品番:GNCT-0035
価格:¥7,700(税込)

発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

<CD>
・CD1
*ピクチャーボイスドラマ「まだ、世界の果てじゃない」各話主題歌
*本商品のみ収録のオリジナル楽曲
(合計8曲)

・CD2
*本商品のみ収録のオリジナルボイスドラマ(2本)

<あにばーさる限定盤特典>
・特典CD収録
*CD1収録曲の各キャラクターによるソロバージョン(合計8曲)
・特典DVD-ROM収録内容
*ピクチャーボイスドラマ「まだ、世界の果てじゃない」映像データ 他
・特製スリーブケース仕様

●イベント情報
・アルバム「まだ、世界の果てじゃない」リリースイベント

<開催⽇時および出演者>
5 ⽉21 ⽇(⼟)出演:⼤野柚布⼦(太⽥ 希役)
6 ⽉4 ⽇(⼟) 出演:中島由貴(飯森みちる役)、鈴代紗⼸(中沢 栞役)、⼤野柚布⼦(太⽥ 希役)
6 ⽉5 ⽇(⽇)出演:鈴代紗⼸(中沢 栞役)
6 ⽉10 ⽇(⾦)出演:中島由貴(飯森みちる役)
※ イベント内容はインターネットサイン会となります。
※ イベントの開催⽇時および参加⽅法など詳細は後⽇改めてVOISCAPE 公式Twitter にてお知らせ致します。

・朗読&トークイベント
開催⽇時:2022 年6 ⽉25 ⽇(⼟)
昼公演 開場:14 時15 分 開演:15 時00 分
夜公演 開場:17 時15 分 開演:18 時00 分

出演者:VOISCAPE(⼤野柚布⼦、鈴代紗⼸、中島由貴)
会場:恵⽐寿ザ・ガーデンホール
料⾦:全席指定 ¥6,000 (税込)

●配信情報
・第1話主題歌
「GO GO WEST」
配信リンクはこちら

歌:VOISCAPE(飯森みちる(CV:中島由貴)、中沢 栞(CV:鈴代紗弓)、太田 希(CV:大野柚布子)
作詞:水島精二
作曲・編曲:エンドウ.
MIX:石塚陽大

・第2話主題歌
「ホーム」
配信リンクはこちら

歌:VOISCAPE(飯森みちる(CV:中島由貴)、中沢 栞(CV:鈴代紗弓)、太田 希(CV:大野柚布子)
作詞:山本メーコ
作曲・編曲:佐藤陽介
MIX:石塚陽大

・第3話主題歌
「幻想の旅へ」
配信リンクはこちら

歌:VOISCAPE(飯森みちる(CV:中島由貴)、中沢 栞(CV:鈴代紗弓)、太田 希(CV:大野柚布子)
作詞:陽茉莉-himari-
作曲・編曲:グシミヤギ ヒデユキ
MIX:石塚陽大

・第4話主題歌
「憧れのレディオスター」
配信リンクはこちら

歌:VOISCAPE(飯森みちる(CV:中島由貴)、中沢 栞(CV:鈴代紗弓)、太田 希(CV:大野柚布子)
作詞・作曲・編曲:おぐらあすか
MIX:石塚陽大

●作品情報
ピクチャードラマプロジェクト「VOISCAPE」
まだ、世界の果てじゃない

<作品概要>
どこの「世界」にでもいる3人の女子高校生。
この3人でしか作れない「世界」の中で、刹那のキラメキを
どこまで笑い飛ばしながら生きていく日常系コメディ

<キャラクター>
飯森みちる(CV:中島由貴)
まっすぐで真面目。面倒見が良く、仲間思いの元気ムスメ。
頑固だけど理屈に弱く、長い時間かけて説得されると納得してしまうことがある。
学級委員長などを任されるタイプだが、本人は地位や権限にさほど興味はない。
運動能力が高い。

苦手なものは「特にない」
好きな食べ物は「ごはん」

中沢 栞(CV:鈴代紗弓)
考える前に動くポジティブガール。
行動力が高いが、衝動的でツメが甘い部分もある。
その行動から周囲を混乱させるところがあるが、純粋さと優しさで不思議と人が集まってくる。
「お笑い」や「占い」などのカルチャーを人一倍リスペクトしている。

苦手なものは「おばけ」
好きな食べ物は「何かに入っているイチゴ」

太田 希(CV:大野柚布子)
直感が鋭く、常識に囚われない不思議な優等生。
物怖じせず、周囲を冷静に見渡すことができる。
成績優秀で運動神経も高く、どんなことでも少し練習すればできてしまう。
占いが得意。

苦手なものは「大勢の子供が同じ歌を歌っている景色を見ること」
好きな動物は「悪夢を食べるバク」

【スタッフ】
エグゼクティブプロデューサー:水島精二
クリエイティブプロデューサー:荒木 悟

シナリオ:麻草 郁・高垣雄海
キャラクター原案/キャラクターデザイン:いぬもと
背景・彩色:鴨鳴アヒル
動画:おれお
音響ディレクター:水島精二
音楽:グシミヤギ ヒデユキ
音楽プロデュース:水島精二・Hifumi,inc.
映像制作/音楽制作:Hifumi,inc.
総合プロデュース:Hifumi,inc./NBCユニバーサル

●ラジオ番組情報
文化放送・超!A&G+「RADIO VOISCAPE」
放送局/放送日時:文化放送・超!A&G+にて毎週月曜日23:30-24:00
(リピート放送:毎週火曜日11:30-12:00)
出演:VOISCAPE
<中島由貴(飯森みちる 役)、鈴代紗弓(中沢栞 役)、大野柚布子(太田希 役)

©VOISCAPE

関連リンク
「VOISCAPE」オフィシャルTwitter
https://twitter.com/voiscape_PR

水島精二 公式Twitter
https://twitter.com/oichanmusi