10年分の輝きとエネルギーが詰まった『ULTRA FLASH』
――デビュー10周年の節目に届けられる今回のニューアルバム『ULTRA FLASH』、どんな作品にしようと思って制作を始めたのですか?
鈴木このみ まず、この2年半でリリースしたシングル曲を並べたときに、あまりにも密度が濃すぎて、これをアルバムにまとめるのは大変だぞ……!というところから始まりました(笑)。ただ、そのすべての曲に共通していたのが、たくましくて生命力があるということだったので、今回のアルバムはそれを軸にしようということになって。
――たしかに「Realize」「Theater of Life」「命の灯火」など、近年のシングル曲はエネルギーに満ち溢れたものが多かったです。
鈴木 それと私はこの2年くらいで、「誰も見逃せないくらい輝いてやる!」という気持ちが沸々と湧いていて(笑)。いくら(コロナ禍の状況が)緩和してきたとはいえ、まだ以前のようには会えないなかで活動するのであれば、いつもの倍は輝くしかないと思っていたので、アルバムのタイトル候補として「FLASH」という言葉が出てきたんです。そこから鈴木らしい、ちょっと面白おかしいけどかっこよくも取れる言葉ということで『ULTRA FLASH』というタイトルにしました。