小林麻耶が明かした、乳がん公表の妹・麻央への思い「病的に妹が好き」「麻央ちゃんのためなら命も差し出せる」
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セント・フォースHPより

 本日、市川海老蔵が会見を開き、妻・小林麻央が乳がんであることを公表した。乳がんであることがわかったのは、1年8カ月前。海老蔵いわく「比較的、深刻」な状態だといい、現在は抗ガン剤治療をつづけているとのことだった。

 この麻央のがん闘病が明らかにされたことで、あらためて注目を集めているのが、実姉の小林麻耶だ。麻耶は先月5月19日にレギュラー番組である『バイキング』(フジテレビ)を体調不良で途中退席し入院。その後、休養に入ってしまった。今日の会見で海老蔵は「麻耶ちゃんも(麻央ががんであることを)隠しながら仕事し、大変だった。疲れが出たのでは」と語ったが、心労がたまっていたであろうことは想像に難くない。

 本サイトでは、先日、麻耶がいかに結婚の呪縛にとらわれているかを発売したばかりのエッセイ集『まや道 向かい風でも笑顔の理由』(小学館)から読み解き、記事にしたが、じつは同書では妹・麻央についても記述。しかもそれは、一般の"仲の良い姉妹"の関係をはるかに超えた、「妹が好きすぎる」麻耶の感情がぶつけられていた。

 そもそも小林姉妹は、ともに大学在学中に『恋のから騒ぎ』(日本テレビ)に出演。麻耶は8期生、麻央は9期生として番組で人気を集め、その後、麻耶はTBSアナウンサーに、麻央は女性フリーアナウンサーを数多く擁する芸能事務所・セント・フォースに所属。『めざましどようび』(フジテレビ)のお天気キャスターを経て、『NEWS ZERO』(日本テレビ)のサブキャスターに抜擢された。

 同じ道を辿ったことで、なにかにつけて比べられてきた小林姉妹。「じつは不仲なのでは?」などと噂されたこともあるが、麻耶は〈そのたびに「妹のことが大好きなんです」と答えるのですが、なかなか信じてもらえません〉と吐露。麻央のことを〈私の人生を語るうえでとてつもなく大きな存在〉と述べるのだ。

〈妹には、ちゃんと自分があります。そして、人に嫌な印象を与えず、人の気持ちをザワザワさせることがない。おだやかでゆったりとした性格で、私とはまったくと言っていいほど違います。
 私はそういう妹が、かわいくて仕方ありません。子どものころからずっと〉

 まるで"自分は人の気持ちをザワつかせる性格"だと卑下しているようにも思えるが、そのおだやかな性格の妹に嫉妬するのではなく、「病的に妹のことが好き」なのだと麻耶は言う。

〈どれくらい病的かというと、「麻央ちゃんのためなら命も差し出せる」くらいでした。
 だから、妹が海老蔵さんと結婚してそばにいなくなったとき、とても空虚な気持ちになりました。(中略)考えることといえば、「海老蔵さんはいいな。かわいい麻央ちゃんを独り占めしてずるい」というようなことばかり。
 かなり荒んでいました〉

 実際、麻央の結婚後には、一部報道で"麻耶が海老蔵・麻央夫婦の家に入り浸っている"と書かれたこともある。同書では、〈私が「病的に」愛していたことは、ときに妹には迷惑だったかもしれないといまは思います。それについてはちょっぴり反省しています〉と麻耶は語っているが、他方、妹の麻央は、同書にこんなメッセージを寄せている。

〈姉はときどき私に「どうしたら麻央ちゃんみたいに、人は人って思えるのかなあ」と言っていました。私がそう思えるとしたら、それは姉のおかげです。私には、どんなときも、良いときも悪いときも絶対に私を死ぬまで「好き」と大声で言い続けてくれるであろう姉がいたので、不安を覚えることがなかったのです〉
〈姉は私のような人と結婚したいと言っていますが、私もできることなら姉と結婚してあげたかった。だから、もし主人と出会わなかったら、姉と一生一緒に暮らしていたかもしれません〉

「姉と結婚してあげたかった」とはなかなか出てこない言葉だと思うが、それほどまでに麻耶が妹に対して「好き」と言ってきた証拠なのだろう。ただ、こんなに麻央という存在にこだわってきた麻耶は、はたして今回のがん闘病を、どのような思いで受け止め、妹の看病にあたってきたのだろうか。

 前回の記事でも触れたが、同書のなかで麻耶は、"うまくいかない仕事から逃げるために結婚したいと思っているのではないか"と思い悩み、ついにはメンタルクリニックにまで通ったと告白している。ぶりっ子キャラのイメージゆえに図太い印象をもっている人も多いかもしれないが、このエピソードからも、彼女が何事も突き詰めて考える繊細さを感じさせるものがある。

 実際、現在発売中の「週刊文春」(文藝春秋)6月16日号の連載エッセイで、麻耶が幼いころ母親が大量出血で倒れた際の、こんなエピソードを明かしている。

〈病院に運ばれる母を呆然と見送り、その後もしばらく、母を失ってしまうかもしれないという恐怖から病院にお見舞いに行くことさえできなかったことを、いまでもよく覚えています〉

 このとき、母のお腹の中には麻央がいたといい、〈あのとき輸血をしてもらえたからこそ、私は母と一緒の生活を取り戻し、妹というかけがえのない人を得て、その後のたくさんの時間を共に過ごしてこられました〉と振り返っている。

 かけがえのない人を失ってしまうかもしれないという恐怖。もしかすると彼女のそうした感情が、現在の体調不良の陰にはあるのかもしれない。──いまはただ、麻央の病状が好転し、姉妹そろって元気な姿を見せてくれる日がくることを祈るばかりだ。
(大方 草)