浜崎あゆみが松浦勝人・エイベックス社長との恋愛について告白した『M 愛すべき人がいて』(小松成美/幻冬舎)をめぐって、浜崎が批判を浴びている。
この『M』は、ノンフィクションライターの小松成美氏が浜崎あゆみに取材した「事実に基づいた小説」だ。売れないアイドル女優だった浜崎を、エイベックス専務だった松浦氏が見初め、デビュー。当初既婚者だった松浦氏が離婚したことを知ったあゆがFAXで松浦氏へのラブレターを送信。あゆの思いを知った松浦氏は、あゆが母親と同居する自宅を訪れ、いきなり交際宣言。あゆは松浦氏への思いを、歌詞に込める。浜崎あゆみの数々の曲は、松浦氏との恋愛を歌ったものだった……。というようなストーリーが小説仕立てで描かれている。
浜崎自身は巻末にどの部分が事実でどの部分がフィクションか〈答え合わせなどするつもりは無い〉という言葉を寄せており、松浦氏の離婚と交際開始あたりの時系列はごまかしていそうな気配も漂うが、概ね事実に基づいているのだろう。
一時代を築いたカリスマ歌手の実名での恋愛告白ということで、発売と同時に、各局ワイドショーが大々的に取り上げ、大きな話題になり、現在14万部のヒットとなっている。
しかし、浜崎に対する反応は手厳しい。売れなくなった落ち目芸能人の暴露本扱いで、ワイドショーでもコメンテーターたちは「なぜ今頃になって、こんなことを暴露する必要があったのか」「松浦氏の家族はどういう思いをするのか」などと、浜崎に辛辣なコメントをする者も少なくない。