近くて遠い2010年代のリアリティ溢れる青春劇の映像化に挑戦するのは、23歳の新進気鋭の監督、松本花奈。映画、TV、MV、広告、写真と幅広いジャンルで活動をしており、今年公開された映画、実写版『ホリミヤ』でも監督を務めた若手の旗手がメガホンをとる。脚本は、『デイアンドナイト』(2017年/藤井道人監督)、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督2』などで知られ、『愛はどこにも消えない』(2019年/山戸結希プロデュース『21世紀の女の子』内の一篇)、『過ぎて行け、延滞10代』(2017年)でも松本花奈監督とタッグを組んだ脚本家、小寺和久が担当。
作中では、“フジロック” “ RADWIMPS” “ヴィレッジヴァンガード”などの固有名詞が散りばめられており、人生でもかけがえのない「若者」である時間のメタファーとなる作品が完成した。
■あらすじ
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。