■「特に楽しみなのは、『硫黄島からの手紙』で西郷を演じた二宮和也さんが(主人公の)健を演じるということです」(原作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の著者 デボラ・インストール)
俳優・二宮和也が主演を務める新作映画『TANG タング』の製作が決定した。

昨年の嵐の活動休止以降、二宮にとって初の主演映画となる本作。
原作はベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』。日本国内でもベストセラーシリーズとなっている。

製作と配給は、二宮がハリウッドデビューを果たした、クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』のワーナー・ブラザース映画。公開は2022年を予定している。

ゲーム三昧で妻に捨てられた、ダメ男・春日井健(かすがい けん)。わけあって無職で人生に迷子中。
ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶を無くした不良品ロボット。どこからきて、何のためにやってきたかわからないそのロボットは、自分のことを“タング”と名乗った。

この迷子同士の運命の出会いが、まさかの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けだった。ポンコツコンビが、日本中を笑顔と感動に包み込む!

■二宮和也の今度の共演相手は、不良品ロボット!?
2021年、日本アカデミー賞にて優秀主演男優賞(『浅田家』)の受賞が記憶に新しい二宮和也。数々の映画賞を受賞し、人気・実力ともに日本映画界には欠かせない存在である。

2016年、吉永小百合とW主演の『母と暮せば』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。
2019年、木村拓哉と共演した『検察側の罪人』では日本アカデミー賞優秀助演男優賞にノミネート。そんな二宮が2022年共演を果たすのは、まさかの不良品ロボット“タング”!

二宮にとって初の共演となる、ロボットと異色のタッグを組む本作は、演技プランや撮影スタイルを含め、挑戦尽くしの一作となった。二宮からは、「タングというロボットを通じて、ダメ人間が社会と向き合う。一見、特殊な形に見えますが、普遍的な友情物語だと思っています。引き続き、世の中が大変な状況下ではありますが、無事に撮影が終わり、ホッとしています。個人的には監督の演出に応えられるように必死についていった、印象的な作品となりました。
公開を楽しみに待っていただけたらうれしいです」とのコメントが到着している。

また、本作のプロデューサーである田口生己は、二宮の起用理由について「数々の作品で観客を魅了してきた、まさに日本を代表する俳優の二宮さんが、ロボットを相手に冒険に出るという主人公の健を演じていただけたら、とんでもない化学反応が起きるのではないか。そんな期待を持ってオファーさせていただきました」とコメント。

■異例のベストセラー×『STAND BY ME ドラえもん』VFX プロダクション「白組」
原作は人間とロボットによるハートウォーミングな物語が絶賛されている小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(デボラ・インストール作 松原葉子 訳 小学館文庫) 。2016年の『ベルリン国際映画祭』で「映画化したい一冊」に選ばれ、「とにかくタングがかわいい!」と世界中の読者を虜にし、日本国内ではシリーズ累計発行部数21万部を超える、海外の作家のデビュー作としては異例のベストセラーである。

映画『TANG タング』は、『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を日本版にアレンジを加えての実写化。
大の親日家でもある原作者のデボラ・インストールからは、日本での実写化について「特に楽しみなのは、『硫黄島からの手紙』で西郷を演じた二宮和也さんが健を演じるということです。繊細さとユーモアを持った彼は、まさに健を演じるのにぴったりな方だと思います。長年日本映画を観てきたファンのひとりとして、タングの物語がスクリーンで観られる喜びを、日本の映画ファンと共有できることを非常に楽しみにしています」と喜びのコメントが届いている。

また、昨年、2020年より劇団四季の16年ぶりの一般オリジナルミュージカルとして舞台化。雑誌『ミュージカル』が発表した「2020年ミュージカル・ベストテン」では作品部門第1位に選出され、高い評価を得ている。

そして、愛され、不良品ロボット“タング”に命を吹き込むのは、『STAND BY ME ドラえもん』や『DESTINY 鎌倉ものがたり』などを手掛ける、日本を代表するVFXプロダクション「白組」。
最高峰のVFX技術によって、邦画実写映画史上、誰も観たことがないクオリティの映像が期待される。

監督からは、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『フォルトゥナの瞳』の三木孝浩。三木監督からは「昨今の邦画では類を見ない実写とCGキャラクターの融合した世界は、とてもチャレンジングな企画であり、あらたな可能性を感じる作品でもあります。 他者への不寛容が肥大しつつある今だからこそ、この荒唐無稽で大胆な物語が、どこかおおらかで 、他者そして自分自身を受け入れる勇気をちょっとだけ与えてくれるような映画になってくれればと願っています」とのコメントが届いている。脚本は、ドラマ『着飾る恋には理由があって』『恋はつづくよどこまでも』の金子ありさが務める。

ポンコツコンビが、2022年、日本中を温かな笑顔と感動で包み込む!

なお、現時点で“タング”のビジュアルは、まだ明かされていない。
今後の情報に注目だ。

■主演・二宮和也 コメント
春日井健(かすがい けん)役
タングというロボットを通じて、ダメ人間が社会と向き合う。
一見、特殊な形に見えますが、普遍的な友情物語だと思っています。
引き続き、世の中が大変な状況下ではありますが、無事に撮影が終わり、ホッとしています。
個人的には監督の演出に応えられるように必死についていった、印象的な作品となりました。
公開を楽しみに待っていただけたらうれしいです。

■原作:デボラ・インストール コメント
ワーナー ブラザース ジャパンによる『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の実写映画化は私にとって大きな喜びです。彼らが、この企画に向ける誠実さと熱意を感じ、私はこの映画が素晴らしい作品になることを確信しています。
特に楽しみなのは、『硫黄島からの手紙』で西郷を演じた二宮和也さんが健を演じるということです。繊細さとユーモアを持った彼は、まさに健を演じるのにぴったりな方だと思います。
長年日本映画を見てきたファンのひとりとして、タングの物語がスクリーンで観られる喜びを、日本の映画ファンと共有できることを非常に楽しみにしています。

■監督:三木孝浩 コメント
10万馬力があるわけでもなく、4次元ポケットを持っているわけでもない何にもできないポンコツロボットのタング。
でもそんなタングだからこそ、その眼差しから見える人間の世界の滑稽さ愛おしさを、二宮和也くん演じる、同じく何にもできないダメ男・健との旅の中で、感じられるような作品にしたい。
昨今の邦画では類を見ない、実写とCGキャラクターの融合した世界は、とてもチャレンジングな企画であり、あらたな可能性を感じる作品でもあります。
他者への不寛容が肥大しつつある今だからこそ、この荒唐無稽で大胆な物語が、どこかおおらかで、他者、そして自分自身を受け入れる勇気をちょっとだけ与えてくれるような、映画になってくれればと願っています。健とタングの珍道中、ぜひお楽しみに!

■プロデューサー・田口生己 コメント
◇実写化の理由
2016年に原作小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』に出会い、この愛おしい物語に強く強く惹かれました。
そして、ポンコツだけど、無限の可能性を秘めたタングが、スクリーンで活躍する姿を誰よりも観てみたいと思いました。
笑いあり、冒険あり、涙あり、宝箱のような映画にしたいと考えています。
この映画で健とタングの間に起こったような友情や、繋がりの価値について考えてもらえればうれしいです。

◇二宮和也の起用理由
どんな難役とも向き合い、数々の作品で観客を魅了してきた、まさに日本を代表する俳優、二宮さん。
そんな二宮さんが、未来の世界でロボットを相手に冒険に出るという、主人公の健を演じていただけたら、とんでもない化学反応が起きるのではないか、そんな期待を持ってオファーさせていただきました。
今作品を一緒に作れるこの機会に、とても興奮しています。

映画情報
『TANG タング』
2022年全国ロードショー
キャスト:二宮和也
原作:『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(デボラ・インストール作 松原葉子訳 小学館文庫)
監督:三木孝浩
脚本:金子ありさ
配給:ワーナー・ブラザース映画
Based on A ROBOT IN THE GARDEN by Deborah Install Copyright
(C)2015 by Deborah Install Licensed by Deborah Install c/o Andrew Nurnberg Associates, London through Tuttle-Mori Agency, Inc. , Tokyo
(C)2022映画「TANG」製作委員会

映画『TANG タング』作品サイト
tang-movie.jp