東京医大 女子5人不合格に 不正前順位で届かず

東京医大 女子5人不合格に 不正前順位で届かず
東京医科大=手塚耕一郎撮影

 東京医科大(東京都)の不正入試問題で、東京医大は7日、昨年と今年の医学部医学科入試の不正な得点操作で不合格となった女子や多浪の男子受験生について、入学を希望した49人のうち女子5人を改めて不合格にしたと発表した。両年の受験に合格した在校生と、不合格になった入学希望者の得点を操作前の状態に並び替え、44人は合格とし、来春の入学を認めた。

 東京医大は問題発覚を受け、11月までに昨年と今年の入試について得点操作しなかった場合の受験生の点数を復元。最低合格点を上回っているのに不合格とされた受験生が2年で計101人いるとして、追加合格の対象とした。78人に連絡がつき、入学を希望した49人について改めて審査し、44人を合格とした。女子5人は今年の一般入試で不合格になっていた。

 東京医大の入試区分は「一般入試」「大学入試センター試験利用入試」「推薦入試」があり、追加合格者の内訳は、昨年の一般が10人(男子6人、女子4人)、センターが男子2人、推薦が女子2人――の計14人。今年の一般が24人(男子7人、女子17人)、センターが女子1人、推薦が女子5人――の計30人となった。

 東京医大は101人全員が入学を希望した場合、在校生を含めて得点順位を並び替えると、成績上位者から順に最大63人が追加合格の対象となると説明していた。不合格とされた5人は最低合格点は上回っていたものの、成績が下位だったため、在校生を含めた復元後の順位が、今年の一般の定員75人と、センターと推薦で生じていた計10人の欠員を合わせた計85人の枠に入らなかった。一方、得点操作を受け、女子5人よりも低い点数で入学した学生は、そのまま在学する。

 来年の入試の募集は追加合格分を引き、一般が34人、センターが12人になる。

 医学部入試における女性差別対策弁護団は「二度にわたり、不合格と通知された5人は大学側の不合理な差別とその差別が発覚した後もなお大学側の都合を優先するという扱いに振り回されたというべきだ。痛手は計り知れない」などとするコメントを7日、発表した。【水戸健一】

あわせて読みたい

毎日新聞社の記事をもっと見る 2018年12月7日の社会記事

新着トピックス

社会ニュースアクセスランキング

社会ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

国内の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

国内に起きた最新事件、社会問題などのニュースをお届け中。