地下鉄七隈線トンネル掘削12日再開 福岡・道路陥没

地下鉄七隈線トンネル掘削12日再開 福岡・道路陥没
JR博多駅=本社ヘリから野田武撮影

 福岡市のJR博多駅前で2016年11月に起きた市地下鉄七隈線延伸工事による道路陥没事故で、市は11日、陥没箇所のトンネル掘削を12日に再開すると発表した。坑内に流れ込んだ土砂の撤去がおおむね終わったため。事故から約2年8カ月ぶりの工事再開となり、市交通局は「事故防止に万全を期す」としている。延伸区間(天神南―博多、1.4キロ)の開業は22年度を目指す。

 同局によると、事故によりトンネル坑内には地下水約1万4000立方メートル、土砂約6200立方メートルが流れ込んだ。水抜きは既に終わり、土砂は約9割の撤去が済んでいる。陥没した「大断面トンネル部」(幅約15メートル、長さ約15メートル)の再掘削工事期間は約3カ月を見込む。

 専門家会合の助言を受け、これまでにトンネル上部の地盤を固化剤注入などで強化した「人工岩盤」に改良。2回に分ける予定だった掘削手順を4回に細分化して負荷を抑えるほか、地盤を補強する鋼管を入れる密度を高める。また、地下水位や沈下を測る箇所を増やすなどの安全対策を実施する。

 事故は16年11月8日早朝に発生し、幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートルにわたって市道が陥没。現場を埋め戻し、約1週間後に道路が仮復旧した。【加藤小夜】

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