九州北部を襲った大雨で多くの被害が出た佐賀県武雄市で2日、公的な支援金などを受けるために必要な「罹災(りさい)証明書」の申請受け付けが始まった。市役所に設けられた臨時窓口には午前8時半の受け付け開始直後から次々に被災者が訪れて長い列ができ、職員が対応に追われた。
申請した武雄市北方町の会社員、岩松孝さん(38)は約3年前に建てたばかりの家が膝付近まで浸水し、車2台が水没した。「保険金だけでは全然足りない。家は住める状態ではなく、しばらく仮住まいです」と話した。
罹災証明書は、被害状況を撮影した写真などとともに申請すれば市が現地確認したうえで後日、交付される。すでに佐賀市などで受け付けが始まっており、被害が大きかった同県大町町も6日から受け付ける。
佐賀県によると、2日現在、武雄市では床上522軒、床下329軒の浸水被害が判明しており、県内全体では床上・床下合わせ1600軒超に上る。また、武雄市と大町町で357人が避難生活を送っている。【山口響】