感染可能性低い高齢者の早期下船に向け調整 新型肺炎 厚労省

感染可能性低い高齢者の早期下船に向け調整 新型肺炎 厚労省
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で2015年10月14日午前9時6分、竹内紀臣撮影

 厚生労働省は11日、中国湖北省武漢市から政府チャーター機で帰国した40~50代の日本人男性2人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。一方、感染者が出て横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(乗員乗客3711人)について、感染の可能性が低い高齢の乗客らを早期に下船させる方向で調整している。

 50代男性は1月29日の第1便、40代男性は翌30日の第2便で帰国直後のウイルス検査でいずれも陰性だったが、後に発熱し、再検査で陽性となった。帰国してから入院するまでの間、50代男性は千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」、40代男性は埼玉県内の自宅に滞在していた。クルーズ船を除く国内感染者は無症状の3人を含め28人になった。

 厚労省はクルーズ船の乗客らに、ウイルスの潜伏期間(最大12・5日)が過ぎる14日間は船内待機を求めている。だが、滞在長期化で体調が悪化する可能性もあるため、高齢者や持病のある数百人を対象に前倒しして下船させ、空いている公務員官舎などに一時滞在してもらうことも検討している。

 一方、経過観察のためホテルなどに滞在するチャーター機第1便帰国者197人の再検査が11日始まった。陰性の場合は12~13日に帰宅できる。第2便の199人の再検査は12日、第3便の145人は13日から。

 厚労省によると、クルーズ船の感染者135人の内訳は60代以上が105人で、90代も2人いた。国籍別では日本71人▽米国25人▽豪州11人▽カナダ8人▽フィリピン8人――など。【原田啓之、荒木涼子】

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