日立、ピークシフト機能を搭載したノート型シンクライアント「FLORA Se210 RK3」
株式会社日立製作所は、セキュリティPC「FLORA Seシリーズ」の新モデルとして、省電力機能を搭載したノート型シンクライアント「FLORA Se210 RK3」を7月27日に発売すると発表した。

同製品は、消費電力のピークシフト機能や、最大消費電力を指定値以下に抑制する機能を搭載したノート型シンクライアント。
プロセッサはAMD E2-1800 APU(1.70GHz)を採用しており、標準バッテリで約6時間、オプションの大容量バッテリで約12時間の長時間駆動を実現した。また、従来製品比で表示解像度を30%以上向上したほか、筐体の厚さを30%以上薄型化した。OSは組み込み用OS「Microsoft Windows Embedded Standard 7 SP1」を採用。

同製品はHDDを内蔵しておらず、内蔵フラッシュメモリもユーザーによる書き込みを抑止できる。また、USBポートなどからのデータ入出力も抑制することが可能で、クライアントPCからの情報漏えいのリスクを低減できる。さらに、独自の認証デバイス「KeyMobile」や指静脈認証装置と組み合わせることにより、なりすましも防止できる。

このほか、同社は「セキュリティクライアントソリューション」の強化に向けて、デスクトップ型シンクライアント「FLORA Se330」の機能強化や、クライアントブレード「FLORA bd500 X9モデル」の発売、エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」の機能強化なども行うと発表した。


FLORA Se210 RK3

株式会社日立製作所
URL:http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/OSD/pc/flora/
2012/07/06

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