北海道地図は2月1日、空間情報地図データベースにもとづく鳥瞰図画像を用いた、フルCGのVR動画制作サービスを開始した。対象地域は日本全国各地をカバーしており、博物館やビジターセンターの展示物などの制作実績もあるという。
同社では、日本全国整備済みの空間情報地図データベースを元とした景観向け地図データ「GISMAP Texture」を印刷・映像分野向けに提供してきたが、最近、映像素材としての利用が拡大していることを受けて、自ら鳥瞰図の360度動画を制作し提供するサービスを開始した。地図データにもとづく鳥瞰図映像は日本全国から必要な範囲を指定して均質な画質で提供することが可能で、特に山岳部や市街部の視認性が高いという。

また、ドローンなどの空撮と比較した場合、天候に左右されず自由度の高い視点が設定できるなどの特徴がある。
鳥瞰図によるVR動画の制作については、同社Webサイトにて問い合わせを受け付けている。また、サンプル映像を同社のYouTubeチャンネルで公開している。 また、同サービスは2月7日(水)より池袋サンシャインシティで開催される「page2018(主催:日本印刷技術協会)」にも出展予定で、デモ映像や鳥瞰図データの閲覧が可能だ。
北海道地図株式会社
http://www.hcc.co.jp/information/gallery/vr-biei.html
2018/02/01