【モデルプレス=2024/11/11】FANTASTICSが11月10日、東京ガーデンシアターにてFANTASTIC6のライブステージ『BACK TO THE MEMORIES PART4』の最終公演を開催。ここでは、最終日昼公演と囲み取材の模様をレポートする。


◆FANTASTICS「BACK TO THE MEMORIES PART4」6都市29公演完走

同公演は、FANTASTICSの冠番組である『FUN!FUN!FANTASTICS』(日本テレビ)に連動したこのシリーズの4回目。今回は過去最大規模である全国6都市29公演に渡って開催された。このシリーズはリーダーの世界と佐藤大樹の2人を除いた6人(澤本夏輝・瀬口黎弥・堀夏喜・木村慧人・八木勇征・中島颯太)で“FANTASTIC6”として新しいエンターテイメントの形を確立している。

今回主役を務めたのは瀬口。瀬口が学生時代にお世話になった恩師が変わってしまったことをきっかけに、彼の心を動かそうと6人が奮闘する物語となっている。メンバーの迫真の演技やアドリブでのお笑いシーンに加え、今回も「会いたかった」(AKB48)や「小さな恋のうた」(MONGOL800)、「奏」(スキマスイッチ)などの名曲たちが物語に合わせて披露された。

気志團を模した“寿士團”としてヤンキーのコスプレをしたりギャルの女装をしたりと体を張った演出も見どころで、お互いを惚れさせる一言を一人ずつ披露する「どっちが惚れるか対決」では木村が「愛してます。僕の太眞呉って苗字貰ってください。」、中島が「太眞呉くんをゆで卵にしてあげる、私のキスで」などと台詞を決めていき会場を湧かせた。

演目の最後には先生の為に6人それぞれが隠し芸を披露し、サーカスのような雰囲気に。難易度の高い挑戦が続く中で特に木村のダブルダッチは息を合わせる肉声が最上階まで聴こえてくるほど会場が静まり、大きな緊張感に包まれた。また、八木が挑戦した大小さまざまなグラスで作ったタワーのテーブルクロス引きでも会場にいる全員が固唾を飲んで見守り、八木は見事に成功させた。

◆中島颯太、陣内孝則らにも感謝

昼公演後の囲み取材には瀬口、八木、中島の3人が登場。
千秋楽まで駆け抜けた今の気持ちを聞かれると、瀬口は「愛知を皮切りに全29公演、福島、長野と初めての場所もあり、ホールという近い距離でファンの皆さんにエンターテイメントを届ける時間は僕らにとってもすごく大事な時間でした。色んな地域に行って、皆さんに幸せな気持ちになって帰って頂けるっていう満足感は僕らがやっていてよかったなと思える舞台になっているので、今は達成感でいっぱいです」とコメント。

また、中島は「今回は演技部分で陣内さん(陣内孝則)、お笑い部分で黒瀬さん(黒瀬純・パンクブーブー)に引っ張ってもらって、緩急のあるような新しい舞台になったなと改めて感じましたし、メンバー全員の地元に行けたのが今回大きかったなと思いますね」とツアーを振り返った。

普段のライブとの気持ちや手応えの違いを聞かれると、中島は「この舞台期間中にEXILE TRIBEの『LDH LIVE-EXPO 2024-EXILE TRIBE BEST HITS』があったりなど、スタジアムでがっつりLDHっぽいことをやった次の日にホールで『会いたかった』を踊ったりして、振り幅が大きいことがFANTASTICSの良いところかなと思うので、それを今回より感じられたかなと思います」と回答。

さらに、今回主役兼FANTASTIC6のキャプテンを務めた瀬口は、リーダー不在の6人での舞台に関して「リーダーの2人みたいに僕らも成長していけるように場数を踏んでいくっていうところから始まったんで、大喜利のところはステージの上で完成させながら、それぞれのメンバーの武器の強みを信頼してこの舞台に立っています」と話し、それに対して八木が「元々僕は黎弥くんはお芝居上手だなって前から思っていたので、それが更に引き出されてる気がして。どんどん良くなっていくお芝居を生で見れるっていうのはお客さんからしても楽しいし、良いエンターテイメントだなと感じます」と主役である瀬口の活躍を語った。

◆八木勇征、シリーズの今後に言及

最後に、このシリーズの今後に向けては、八木が「ここまで積み重ねてきているものも勿論ありますし、逆に次やる時はガラッとスタイルを変えてもいいと思います」とコメント。「明確にはまだ分からないですが、新しいものを自由に作っていけるのがこの『BACK TO THE MEMORIES』の良いところでもあると思っているので、次はどんなスタイル、ジャンルになるのか楽しみにして頂きたいです」と意気込んだ。

なお、大千穐楽となる夜公演では、THE RAMPAGEの陣がゲストとしてサプライズ登場。寿士團の一員として、最終公演を盛り上げた。(modelpress編集部)

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