◆梅宮アンナ、がんからもらったギフトとは?
梅宮は“がんからギフトをもらった”という思いがあるそうで「不思議なことに、がんになるといろんなことが一変するんですね。例えば、今までだとそのグレーがグレーでもよかったことがあるんですけど、そこは白黒はっきりしないと嫌になってきたり、本質を追求するようになるんだと思うんですね。なので、いろいろなことが見えてきちゃうというか、わかりやすく言うと、優しい人、優しくない人が明確にわかります。私はがんセンサーって呼んでたんですけど、わかるんですよね」といい、加えて「がんを経験する人は大概、そういう思いになると言われているんですけど、人のために何かをしたくなったりっていう意識にすごくなって、そうやって気付かせてくれることがいっぱいあったり、新たな出会いとかもできていくんですよね。そういう意味でギフトっていう風に私は呼んでいるんですけど、がんになる前の自分となった後では、がんになった後のほうがかなりいろんなことに意欲的になっちゃったんですよね。それは多分、漠然と自分が今まで大きな病気もしたことがなくて、その中で51歳のときにがんになっちゃうと、あと何年生きるんだろう。5年かもしれない、10年かもしれないって数字が明確に見えてきて、だったらそんな時間ないじゃない、みたいな感じで一生懸命いろんなことを取り組んでいかないといけないんじゃないかなっていう気持ちに、やっぱりがんになる前はそういう風に思わなかったので、がんになったほうがいろんなことが、いろんなことが幸せに思えます」としみじみと語った。
がん罹患を公表してから、さまざまな勧誘があったそうで「これはがんにいい水だとか、水素だととか、占いだったり、宗教だったり、歌が送られてきて『作曲をしました。これを聞くと治るんです』とか、本当にびっくりしちゃうがん商法がいっぱいあったんですね」と告白し、「高額な富裕層の人たちがやってる治療法があるんですけど、それも1クール400万、500万って値段がついていて、それどうですかっていう風に実際に言われましたし、でも、私はやっぱりうさんくさいというか、毒リンゴがいっぱい落ちているんですよ。自分の気持ちが弱いとそこにいってしまったりとかするのかなっていう風に思いましたし、私は証明をしたかったんですね。標準治療で自分が治って、これで社会復帰できたんだよっていうことをどうしても証明したくて、治療しながら仕事ができるよっていうことも証明したかったので、世の中に公開する以上、みんながやってるようなことをやっていかないとよくないんじゃないかなって思いましたし、梅宮アンナが標準治療を選んだっていうのが記事になっちゃったりとか、梅宮アンナだったら高額なほうにいきがちだよね、みたいなコメントを書かれたりとかしたんですけど、私は標準治療をやってる人たちを見てきて、なおかつ、社会復帰をしてる人たくさん見てきたので、私もこの1人になりたかったです」と語った。
◆梅宮アンナ、がん罹患後の現在の体調明かす
現在の体調について聞かれると「おかげさまで安定していまして、毎月1回、血液検査があるんですけども、先週だったんですけども、どこも数値も悪くなく、平常値できてます」と明かし、「ホルモン剤は10年飲まなければいけないので、62歳まで飲み続けるお薬を処方してもらって、あとは、飲む抗がん剤になるんですけども、それ24か月飲むので、もう1年3か月過ぎたので、あとちょっとですね」とにっこり。
今後の活動については「私自身の性格が、リアルなものを伝えていくのが好きなんですよね。まさにこれは自分じゃないと言えないよねっていうことが起きたので、基本的に今は、保険会社さんと一緒に登壇をしたり、先生方と登壇して、自分のがんについてとか、治療についてということが主になるんですけども、そういう話を皆さんの前でお話をしていく中心の生活をしています」と語った。
◆梅宮アンナ、標準治療を選択した理由とは
加えて、梅宮は「泣いているだけでも何にも変わらないですし、いろんなことを自分も変えたかったりとか、ちょっと世の中も変えてみたいなとか、例えば私の標準治療っていう治療の種類もそうなんですけど、先生方とか医療従事者の方から、『標準治療をやるって言ってくれてありがとう』ってすごく言われまして、中には自由診療でやっている治療なんかもあるんですけど、やっぱり私はどっちの治療がしたいかと言ったら、ちゃんとエビデンスがあるほうを選んでいるので、これが自分の身の丈に合った治療かなって思ったので、それを選んだんですけど、こんなにも世の中からその標準治療についてインタビューを求められたりして、そういうことが起きることはさすがに想定外でした」と目を丸くし、標準治療を選んだのは辰夫さんの影響も大きいそうで「小さいときから『がんになると抗がん剤使うんだよ』とか『放射線があるんだよ』っていうのを、小学校のときから、私の環境が普通にそういう会話だったので、周りも抗がん剤を使ったり、手術をしたり、放射線使ったりっていう人たちが結構いたんですね。なので、私の中では、がんになったら皆さんが普通に受けている治療ということ以外はあまり考えたことがなかったんですね。なので、実際、標準治療がすごい身近だったので、普通にすんなりとでした」とコメントした。
◆梅宮アンナ著・闘病記「フルコース がんと私と家族の日々」
梅宮は、2024年8月に乳がんのステージ3Aであることを公表。以降、免疫療法や民間療法に一切頼らず、抗がん剤、手術、放射線治療という「標準治療」でがんと戦うことを決意。本書では、翌年にがんを乗り越えるまでの赤裸々な闘病記。さらに、“昭和のスター”だった父・辰夫さんの知られざる晩年の様子や思い出、母・クラウディアに対する葛藤、娘・百々果への感謝の気持ち、そして昨年“出会って10日婚”として話題となった電撃再婚に至るまでの内幕も明かしている。
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