<テレビに求められる「発掘する力」>ショーンKの経歴詐称に「ひっかかる方」の問題

高橋正嘉[TBS「時事放談」プロデューサー]

* * *

自称・経営コンサルタントのショーン・マクアードル・川上氏の学歴詐称疑惑について、多くの報道が繰り返されている。こんな詐称をすれば仕事にありつけると踏んだ「詐欺もどき」の疑惑なのだろう。

逆に言えば、しゃべる内容が勝負の世界と思いきや、テレビ業界のコメンテーターはこんな学歴偏重の世界ということだ。でも、待てよ1回や2回しゃべるのなら分かるが、何年もテレビやラジオに出続けたのだから、しゃべる内容もたぶん合格なのだろうという気もしてくる。

その辺がよくわからない。あるいはしゃべる内容は不合格だったが経歴がすばらしいから使い続けたのだろうか。

今回の騒動では、詐称した人(ショーンK)への非難ばかりが聞こえてくる。もちろん、もう彼を誰も信用しないだろう。だが一方で、「経歴詐欺にすぐひっかる方」への警鐘は聞こえてこない。これはこれで「危ないコト」なのではないかと思う。オピニオンリーダーはこんなことで作られるのか、と。

「作り手の思う内容をそのまましゃべってくれる人だった」という声も聞こえてくる。それが本当なのか、は当事者ではない限り、わからないだろう。ただ「話している内容について作り手がどう評価していたか」についてはあまりわからないように思う。しゃべる内容なんて関係ない、声もよくて、外国人ぽい人がしゃべれば良い、と言うようなことなのだろうか。

いやはや、こんな考えはいつごろから生まれたのだろうか。

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