<ベテラン相撲記者が読み解く白鵬の審判批判>前人未到の大記録を達成した平成の大横綱の大人気ない態度

北出幸一[相撲記者・元NHK宇都宮放送局長]

* * *

大相撲初場所千秋楽の翌朝は優勝力士の記者会見が恒例となっている。大鵬の持つ32回の優勝回数を抜き去り、単独で史上最多の33回目の優勝を全勝で締めくくった白鵬の会見は2015年1月26日午前10時30分から予定されていた。

宮城野部屋の打ち上げパーティーから続く酒宴は明け方まで続いたのだろうか、白鵬は一時間以上も遅刻をした。

そして、

 「大記録を全勝で決めたというのは如何ですか」

と質問されて、いきなり、

 「疑惑の相撲がひとつあるのですよ」

と発言。13日目の大関・稀勢の里との取り直しの相撲について審判大批判を展開したのである。

 「帰ってビデオを見たけど、子どもでもわかる相撲だった。何故取り直しにしたか。ビデオ判定はなにをしたのか。悲しい思いだった。もう少し緊張感を持ってやってもらいたい。元お相撲さんでしょうビデオ判定は。こんなことは二度とないようにやってもらいたい」

と白鵬の審判批判は途切れることなく、しばらく続いたのだった。

筆者も白鵬の身近で記者会見を取材していたが白鵬はいつになく感情をあらわにしていた。代表質問のアナウンサーは、白鵬は酒臭かったと話していたことからも、日頃の不満が酔いも手伝って一気に噴出してしまったのだろうか。

現役の横綱が記者会見の席で公然と日本相撲協会審判部を批判するという異例の発言は、翌日の各紙の紙面に大きく掲載された。一面を使って白鵬批判した取組の大きな写真を載せたスポーツ新聞や、論説委員が書く朝刊一面の随筆に取り上げた一般紙もあった。

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