<ワイドショーこそがテレビの本質>なぜワイドショーの「立てこもり事件」の生中継は視聴率を稼ぐのか?

高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]

* * *

筆者はこれまで放送作家として、笑い、バラエティ、トーク、対談、批評、報道、ドキュメンタリー、クイズ、歌、アニメ、人形劇、教育、子供、ギャンブル、スポーツ、ドラマ、そしてワイドショーと、ありとあらゆるジャンルの番組をやって来た。

来る仕事は拒まないのが営業方針だからだ。もちろん、原稿料が好きだからだ。ちょっとかっこよく言うと、ある日、テレビという箱から出て行く放送物はすべて同じだと気づいたからだ。どんなジャンルであろうが、テレビはテレビ、と思ったのだ。

こうして38年やって来て、気づいたことは、

 「ワイドショーこそがテレビの本質だ」

と言うこと。

番組を観る方も作る方もジャンルの好き嫌いはあるだろう。筆者は作る側としては笑いが好きだ。でも、ここで言っているテレビの本質とは、好き嫌いのことではない。

なぜ、「ワイドショーこそがテレビの本質だ」と考えるのか。

まず、

 「より多くの視聴者が観たいものにストレートに答えているから」

である。そして、もう一つの理由は、

 「生放送だから」

である。まず、前者(より多くの視聴者が観たいものにストレートに答えている)についてはこう考えてみたい。人間の趣味嗜好は多様である。あまり多くの人が好まない哲学とか、物理とか、数学とか、そういうことに興味がある人も居るし、筆者のように食い物、ギャンブル、遊郭など、下卑たものに興味のある人までその幅はとてつもなく広い。
編集部おすすめ

当時の記事を読む

メディアゴンの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

芸能総合ニュースランキング

芸能総合ランキングをもっと見る
お買いものリンク