女優の沢尻エリカ(30)が22日放送の『深イイ×しゃべくり24時間テレビ愛の合体』(日本テレビ系)に出演。かつて世間を騒がせた「別に」発言を振り返り、当時の心境を語った。



 2007年、沢尻は主演映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶で、インタビュアーの質問に対して「特にないです」「別に...」と、ふてくされた態度で返答を繰り返した。この様子がテレビなどで伝えらえると世間からバッシングを受け、意図せず"エリカ様"と呼ばれるようになった。

 番組司会の上田晋也(46)に「なんでそんな感じになったの?」と聞かれた沢尻は、「すごいいろいろあった時期で...」「自分も子どもだったし、いろいろなことが重なって...あの時期はちょっとおかしかった」と回想した。

 今では「だいぶ落ち着いた」とのことだが、当時はかなり派手に遊んでいた様子。酒を飲みながら仲間と盛り上がるのが好きだったという彼女は、毎晩ドレスを着て朝方までクラブで騒いでいたとのこと。しかし酒に強いわけではなく、泥酔して記憶が飛ぶこともしばしば。
クラブの柵から落ちて気が付いたら病院だったり、自宅マンションの植え込みと塀の間に眠っていたこともあったそうで、その豪快なエピソードには共演者も驚いていた。

 さらに沢尻は、一部週刊誌に『沢尻エリカ クラブで泥酔 乳出す』といった記事が出たことを挙げ、「あながち...本当。それはちょっと言い訳じゃないんだけど、私、ドレスを着て、ブラジャーも着ないから。(ドレス)1枚だけ着て暴れたりすると出ちゃう」と"ポロリ"を認めた。

 大人気女優が当たり前のようにバストをあらわにしていたという衝撃的な告白だが、"若気の至り"をサラッと告白した沢尻には、ネット上の視聴者も「正直なところがステキ」「明るく話す姿は見ていて気持ちいい」など好印象だった。

 最近の沢尻といえば、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、中山秀征(49)との長年にわたる因縁を振り返ったことでも話題になった。
この中で沢尻は、中山との確執が14年前の『THE夜もヒッパレ』(同)にまでさかのぼることを告白。この番組のMCだった中山が、女性出演者を次々に褒めていったが、自分に対しては「君はそこらへんの小学生みたいだね」と指摘したといい、「芸能界に入りたてだったし、本当にショックだった...」と語った。これに対して、視聴者からは中山に対する批判の声が上がり、沢尻を擁護するコメントが続出した。

「沢尻さんと中山さんといえば、"別に騒動"直前にも共演している。中山さん司会の『ラジかるッ』(日本テレビ系)で、沢尻さんが終始不機嫌そうな態度をとっていたことで話題を呼びました。ただ、今回の『行列~』での発言を聞くに、沢尻さんは『ヒッパレ』の中山さんを思い出して『ラジかるッ』の出演に乗り気じゃなかったのかもしれませんね。
ともあれ、先日の『シューイチ』(同)でふたりは共演し、沢尻さんは中山さんに直接謝罪した。彼女の素直な態度には好意的な意見が上がっています」(ネットライター)

 今月27日放送の『24時間テレビ 愛は地球を救う』(同)内のスペシャルドラマ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』でヒロインを務める沢尻。突如網膜剥離によって視力を失った夫を支える妻を演じる彼女は、ますます"エリカ様"イメージを薄めることになりそうだ。
(文=aiba)